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9Router (decolua/9router) 整理メモ

1. このリポジトリは何?

ローカルで動く「AIコーディング向けスマートルータ/プロキシ」。Next.js 16 + React 19 製のダッシュボード付きで、http://localhost:20128/v1OpenAI互換のエンドポイント を立てる。

2. 何が嬉しい?既存手段との比較

比較対象 9Router の差分
単一プロバイダのCLIをそのまま使う(例: Claude Code 単体) クォータ枯渇=即停止になりがち。9Router は無料/格安に自動フォールバックして止まらない。月額サブスクの未使用枠もフルに使い切れる。
OpenRouter / LiteLLM などの集約プロキシ OpenRouter は「課金API集約」が主、9Router は 無料 OAuth プロバイダ(Kiro, OpenCode Free, Vertex)を一級市民として扱える点が独特。さらに RTK / Caveman によるトークン削減が組み込み(OpenRouter にはない)。
自分でフォールバックを書く / aliases で切替 ダッシュボード上で「コンボ」をGUIで作れて、クォータ・コスト・残時間が見える。CLI 側設定は1個(http://localhost:20128/v1)固定で済む。
CLI を毎回違うプロバイダに向け直す 1つの URL で済むため、Claude Code / Codex / Cursor / Cline / OpenClaw のどれからでも同じ設定。形式変換も内部で吸収。
クラウド SaaS 型ルータ ローカル動作なのでプロンプトが第三者を経由しない。OSS(MIT)でセルフホスト可。「9Router 自体は絶対課金しない」と明記。

要するに 「無料/サブスク/格安をまとめて1本のOpenAI互換エンドポイントに束ねる」+「リクエスト本体を圧縮して節約する」 が同居しているのが他に少ない強み。

3. 使うときの流れ

  1. インストール/起動
    • 簡単: npm install -g 9router && 9router → ブラウザで http://localhost:20128 のダッシュボードが開く。
    • ソース起動: cp .env.example .env && npm install && PORT=20128 npm run dev(本番は npm run build && npm run start)。Docker は docker build -t 9router . && docker run -d -p 20128:20128 --env-file .env -v 9router-data:/app/data 9router
  2. プロバイダ接続(Dashboard → Providers)
    • 無料で始めるなら Kiro AI(OAuth: AWS Builder ID / Google / GitHub)か OpenCode Free(認証不要)。
    • 有料サブスクを活用するなら Claude Code / Codex / Copilot / Cursor を OAuth 接続。トークンは自動リフレッシュ。
    • 格安バックアップとして GLM / MiniMax / Kimi の API キー追加。
  3. コンボ(フォールバック列)作成(Dashboard → Combos)
    • 例: cc/claude-opus-4-7glm/glm-5.1kr/claude-sonnet-4.5。クォータ枯渇や失敗で順に降格。
  4. CLI ツール側を 9Router に向ける
    • 共通: Base URL http://localhost:20128/v1、API Key はダッシュボードから発行されたものを貼る、Model はモデルID(例 cc/claude-opus-4-7)かコンボ名。
    • Claude Code は ~/.claude/config.jsonanthropic_api_base を差し替え。Codex は OPENAI_BASE_URL / OPENAI_API_KEY env。Cursor / Cline / Continue は OpenAI Compatible 設定。OpenClaw は ~/.openclaw/openclaw.json9router プロバイダ定義。
  5. 運用
    • RTK はデフォルトON(Endpoint 設定でトグル)。Usage Analytics でトークン・推定コスト・節約量を確認。
    • 公開デプロイ時は JWT_SECRET / INITIAL_PASSWORD / API_KEY_SECRET / MACHINE_ID_SALT を必ず変更し、REQUIRE_API_KEY=trueAUTH_COOKIE_SECURE=true を推奨。Cloud Sync を使う場合は BASE_URL / CLOUD_URL を指定。

端的に言うと、「ローカルに 1 個のプロキシを立て、CLI を全部そこへ向け、コンボでフォールバックさせる」 のが基本ワークフロー。