github-trend-summarizer

Archon とは何か

AI コーディングエージェント(Claude Code, Codex)に対するワークフローエンジン。「Issue を直して」と頼むたびに結果がバラつく問題を、開発プロセスそのものを YAML の DAG(有向非巡回グラフ)として定義することで解決する。

各ノードは 4 種類ある:

ノード種別 役割
prompt AI にインラインで指示を出す
command 再利用可能な Markdown プロンプトを呼ぶ
bash シェルスクリプトを実行(テスト・lint 等)
loop 条件を満たすまで AI を反復実行

ノード間は depends_on で依存関係を宣言し、独立ノードは自動的に並列実行される。例えば「5 つのコードレビュー観点を同時に走らせ、結果を統合して自動修正する」といった並列マルチエージェントパイプラインが YAML 数十行で書ける。

実行基盤は Bun + TypeScript。Web UI(React)、CLI、Slack / Telegram / Discord / GitHub のどこからでも同じワークフローを起動でき、結果は SSE でリアルタイムにストリーミングされる。

既存手段と比べて何が嬉しいのか

比較対象 Archon の優位点
素の Claude Code / Codex を直接使う 毎回プロンプトを手打ちする必要がなく、計画→実装→テスト→PR→レビュー→自動修正の一連をワンコマンドで再現可能に実行できる。結果のブレが小さい
GitHub Actions / CI CI は「コードが push された後」に動くが、Archon はコードを書く工程そのものを自動化する。AI ノードと bash ノードを混在させ、計画・実装・検証のループを回せる
Aider / Continue 等の AI コーディングツール 単発の対話ではなく、複数ステップを宣言的に連鎖できる。ノードごとに fresh コンテキストを切ることでコンテキスト肥大も防止。さらに git worktree による自動隔離で、複数タスクを安全に並行実行できる
n8n / Dify 等の汎用ワークフロー ソフトウェア開発に特化。git worktree 隔離、$BASE_BRANCH / $ARTIFACTS_DIR 等の開発向け変数、PR 作成・レビュー統合がネイティブに組み込まれている

要約すると、「AI に何をどの順で考えさせ・実行させるか」をコードとしてバージョン管理し、チームで共有・再現できる点が最大の価値。

使うときの流れ

1. セットアップ
   $ git clone → bun install → .env に ANTHROPIC_API_KEY を設定
   $ bun run dev          # Web UI (5173) + API サーバ (3090) が起動

2. プロジェクト登録
   Web UI の Projects 画面、または CLI で対象リポジトリを登録
   (ローカルパス指定 or git clone)

3. ワークフロー確認・カスタマイズ
   $ bun run cli workflow list   # 17 個のデフォルトが表示される
   必要なら .archon/workflows/ にコピーして YAML を編集

4. 実行(CLI の場合)
   $ bun run cli workflow run archon-fix-github-issue "Fix issue #42"
   → 自動で worktree が作られ、分類→調査→実装→テスト→PR→レビュー→修正が一気に走る

   実行(Web UI の場合)
   チャット欄に「Fix issue #42」と入力 → ルーターが適切なワークフローへ振り分け
   → 進捗がリアルタイムでストリーミング表示される

5. 結果確認
   完了すると PR が自動作成され、レビューコメント付きで GitHub に上がる
   Web UI の Dashboard でステータス一覧・履歴も確認可能

ポイント: ワークフローは .archon/workflows/ に YAML でコミットしておけば、チームの誰が・どのプラットフォームから実行しても同じプロセスが再現される。「AI コーディングの属人化」を防ぐインフラとして機能する。