Blender MCP は、3DCG ソフト Blender と Claude AI を Model Context Protocol (MCP) で双方向接続するツール。2 つのコンポーネントで構成される。
| コンポーネント | 役割 |
|---|---|
Blender アドオン (addon.py) |
Blender 内で TCP ソケットサーバー(デフォルト localhost:9876)を起動し、JSON コマンドを受けて bpy API を実行する |
MCP サーバー (server.py) |
Claude Desktop / Cursor 等の MCP クライアントと Blender アドオンを中継。Claude に対して「シーン取得」「コード実行」「アセット検索・ダウンロード」「AI 3D 生成」などのツールを公開する |
Claude はこれらのツールを組み合わせ、自然言語の指示だけで Blender 上に 3D シーンを構築・編集できる。ビューポートのスクリーンショット取得もできるため、Claude が結果を “見て” 修正を繰り返す対話的ワークフローが可能。
| 観点 | 従来の方法 | Blender MCP |
|---|---|---|
| AI で Blender を操作 | Claude に Python スクリプトを書かせ → 手動でコピペ実行 | Claude が直接 Blender にコマンドを送信。コピペ不要 |
| 双方向フィードバック | AI は実行結果を知らない(一方通行) | シーン情報取得・スクリーンショット返却で Claude が結果を確認しながら反復改善 |
| アセット調達 | Poly Haven / Sketchfab を手動ブラウズ → DL → インポート | Claude が 検索・DL・インポートまで一気通貫で実行(Poly Haven / Sketchfab / Hyper3D Rodin / Hunyuan3D に対応) |
| テキストから 3D 生成 | 外部サービスで生成 → 手動インポート → 位置調整 | Claude が テキストや画像から 3D モデルを生成し、そのまま Blender に配置 |
| 拡張性 | アドオンごとに独自 API | MCP 標準プロトコルなので、対応クライアントなら何でも接続可能 |
要するに「AI と Blender の間の手作業をすべて自動化」し、自然言語だけでシーン制作を完結させる点が最大の価値。
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│ 1. セットアップ(初回のみ) │
│ ① addon.py を Blender にインストール・有効化 │
│ ② Claude Desktop 等の MCP 設定に blender-mcp │
│ を追加(uvx blender-mcp で起動) │
│ ③ 必要に応じて API キーを設定 │
│ (Sketchfab / Hyper3D / Hunyuan3D) │
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│ 2. 接続 │
│ Blender サイドバー > BlenderMCP タブ │
│ → 使いたいアセットライブラリにチェック │
│ → 「Connect to Claude」をクリック │
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│ 3. 自然言語で指示(対話ループ) │
│ 例:「中世の城のシーンを作って」 │
│ │
│ Claude が内部で行うこと: │
│ get_scene_info() → 現状把握 │
│ search/download → アセット調達 │
│ execute_blender_code → 配置・マテリアル設定 │
│ get_viewport_screenshot → 結果確認 │
│ → 不満なら修正を繰り返す │
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│ 4. 完成したシーンを Blender 上で確認・保存 │
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ポイント: ユーザーは基本的に Claude に日本語(自然言語)で話すだけ。Blender の操作知識や Python スクリプティングは不要。Claude がツールを自律的に選択・実行し、結果を見ながらシーンを仕上げてくれる。