Anthropic公式の Claude API クックブック。Claude APIを使って何かを作りたい開発者向けに、70以上のJupyter Notebook を「レシピ」として提供するリポジトリ。各ノートブックは一つのテーマを上から下まで実行可能な形で完結させており、コード・解説・実行結果がすべてセットで含まれている。
カバー範囲は広く、以下のカテゴリに分かれる:
| ディレクトリ | 内容 |
|---|---|
capabilities/ |
RAG、分類、要約、テキスト→SQL、知識グラフなど基本能力 |
tool_use/ |
ツール呼び出し、構造化JSON抽出、メモリ管理、コンテキスト圧縮 |
multimodal/ |
画像認識、チャート読み取り、文書OCR |
patterns/agents/ |
エージェントワークフロー(オーケストレータ、評価・最適化ループ) |
claude_agent_sdk/ |
Agent SDKによるリサーチエージェント、SREエージェント等 |
managed_agents/ |
Managed Agents APIでコードベース探索、テスト修正、Slack Bot等 |
misc/ |
バッチ処理、プロンプトキャッシュ、評価構築、モデレーション |
third_party/ |
Pinecone, LlamaIndex, MongoDB, Deepgram等の外部連携 |
extended_thinking/ |
拡張思考(長い推論チェーン)の活用パターン |
| 比較対象 | claude-cookbooks の優位性 |
|---|---|
| 公式APIドキュメント | ドキュメントは「機能の説明」、クックブックは「実際に動くアプリの作り方」。ドキュメントで概念を理解した後、クックブックでそのまま動かせるコードを手に入れられる。 |
| OpenAI Cookbook等の他社レシピ | Claude特有の機能(拡張思考、ツール連携のClaude流作法、Managed Agents、Agent SDK)に最適化されている。Claude APIの癖やベストプラクティスが反映済み。 |
| 個人ブログ・Qiita記事 | Anthropic公式メンテナンスでモデルID・APIバージョンが常に最新に保たれる(dated IDを使わないルール等)。断片的な記事と違い、品質チェック(CI/pre-commit/レビュー)が効いている。 |
| ゼロから自分で試行錯誤 | RAGの再ランキング戦略、プロンプトキャッシュの投機的適用、コンテキスト圧縮など、試行錯誤の結果得られるノウハウがすでに詰まっている。車輪の再発明を避けられる。 |
要するに、「Claude APIで○○を作りたい」と思ったときに、動くコードとセットで最短距離の出発点を提供してくれるのが最大の価値。
1. やりたいことに近いノートブックを探す
└─ registry.yaml にタイトル・説明・カテゴリ付きで全ノートブックが一覧化されている
2. 環境をセットアップする
$ git clone https://github.com/anthropics/claude-cookbooks.git
$ cd claude-cookbooks
$ uv sync --all-extras # 依存パッケージを一括インストール
$ cp .env.example .env # .env に ANTHROPIC_API_KEY を記入
3. ノートブックを開いて上から実行する
$ jupyter notebook capabilities/summarization/summarization.ipynb
- 各ノートブックは「1テーマ完結・上から下まで実行可能」が原則
- 出力セルも残されているので、実行前に結果のイメージを把握できる
4. 自分のプロジェクトに転用する
- コードをコピーして自分のアプリに組み込む
- モデルIDやプロンプトを自分の用途に合わせて変更する
ライセンスはMITなので、商用利用を含めコードの転用は自由。