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oh-my-codex (OMX) — 概要整理

これは何?

OpenAI の Codex CLI を”チーム化”するラッパー/拡張レイヤー。 単体の対話型 AI コーディングツールである Codex に、以下の機能群をかぶせる。

機能カテゴリ 内容
マルチエージェント協調 Architect・Executor・Debugger・Reviewer など 30 以上の専門ロールを定義し、タスクに応じて自動ルーティング
ワークフロースキル $deep-interview(要件の深掘り)→ $ralplan(合意形成型計画)→ $ralph(完了まで再試行ループ)など 36 以上の再利用可能なスキル
チームモード tmux ペインで N 並列のワーカーを起動し、タスクキューで分散実行。ハートビート監視付き
状態永続化 .omx/ ディレクトリにモード状態・計画・メモリ・ログを保存。セッションを跨いで文脈を維持
MCP サーバー群 状態管理・メモリ・コードインテリジェンス・チーム通信の 4 つの MCP サーバーを Codex に登録
フック/プラグイン .omx/hooks/ に JS を置くだけで、セットアップ・実行・完了の各フェーズに介入可能

技術スタックは TypeScript(メイン)+ Rust(高速探索・tmux 管理・ランタイム)


何が嬉しいの? ― 既存手段との比較

比較対象 課題 OMX の解決策
素の Codex CLI 単一エージェント。大きなタスクは途中で迷子になりがち。状態はセッション内で揮発 モード(autopilot / ralph / team)で段階的に進行管理。永続状態で中断復帰
Claude Code のエージェント機能 組み込みのサブエージェントはあるが、ロール定義やチーム並列実行は限定的 30 以上の専門ロール+ tmux 並列ワーカーで「AI チーム」を構成
自作プロンプトチェーン 手動でプロンプトを繋ぐのは面倒で再現性が低い $skill 呼び出し一発で深掘り→計画→実装→検証の定型パイプラインを実行
LangChain 等のフレームワーク 汎用すぎてセットアップが重い。CLI 開発体験と直結しない Codex CLI にネイティブ統合。omx setup 一発で使い始められる

要するに: Codex 単体だと「賢いが一人で作業する個人」。OMX を入れると「役割分担されたチームで、計画→実装→検証のプロセスを回す組織」になる。


使うときの流れ

1. インストール & セットアップ
   $ npm install -g @openai/codex oh-my-codex
   $ omx setup            # スキル・プロンプト・MCP サーバーを配置

2. 起動
   $ omx --madmax --high  # 推奨設定で Codex を起動
                           # (承認スキップ + 高推論モード)

3. タスク実行(推奨ワークフロー)

   ┌─────────────────────────────────────────────┐
   │  $deep-interview "認証機能を追加したい"       │  ← 要件を対話で深掘り
   │         ↓                                    │
   │  $ralplan "実装計画を立てて"                  │  ← Planner→Architect→Critic
   │         ↓                                    │    の合議で計画策定
   │  $ralph "計画に沿って実装して"                │  ← 完了するまで再試行ループ
   │    または                                    │
   │  $team 3:executor "並列で実装して"            │  ← tmux 3 ペインで並列実行
   └─────────────────────────────────────────────┘

4. その他の便利コマンド
   $ omx explore --prompt "認証周りのコード"  # 読み取り専用の高速探索
   $ omx hud --watch                         # リアルタイム状態モニター
   $ omx doctor                              # 環境診断

ポイント: OMX 自体がコードを書くのではなく、あくまで Codex を実行エンジンとして使いつつ、その上にワークフロー・ロール・状態管理を載せる設計。Codex のアップデートに追従しやすく、既存の Codex 設定とも共存する。