knowledging

アウトプットのインセンティブは 3R(Role、Reward、Regard)

背景

脱属人化、ナレッジや情報の共有、透明性の確保などのためにアウトプットが推奨されます。しかし、これに取り組んでくれないエンジニアが多いという点は言うまでもないでしょう。

単純な話で、インセンティブがないからです。特に普段から仕事で忙しいのに、なぜアウトプットしなきゃいけないのだと反感すら抱かれます。

※ここでアウトプットとは社内の、比較的広い範囲への共有を指します。10 人未満のチームというよりは、その外です。部門全員だったり、全社全員など。通常は社員全員が見れる場所に公開することを意味します。勉強会などイベントの形を取ることもあります。

インセンティブを確保する

結局のところ、インセンティブは以下の三種類しかないように思います。

最も多いのが Reward ですが、個人的におすすめはしません。なぜなら Reward が得られる分のアウトプットを最低限行うだけ だからです。無いよりはマシですが、持続性がありません。

最も強力なのが Regard ですが、人を選びます。Regard を好むのは、元々プライベートでもブログや SNS などでアウトプットを行うほどの猛者だけです。このようなエンジニアは 5% もいません。

そういうわけで、一番現実的で汎用的なのが、実は Role だったりします。Role とはどういうことでしょうか。これは仕事としてアウトプットを堂々と行えるということです。たとえば一日のうち、半日くらいをアウトプットに使えたりします。そのような贅沢な過ごし方が許される役割という意味です。もちろん、仕事であり、正当な役割なので評価もされますし、キャリアの一部にもできます。これは魅力的に映ります、なぜならアウトプットが好きなエンジニアはそれなりにいるからです。

インセンティブを設けるかどうか

アウトプットを促進したい?

ならばインセンティブを設けよ。話はそれからだ。