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Rapid Q&A

サマリー

背景

Q&A は未だに開拓されていないジャンル

コミュニケーションツールとして QWINCS があります。Q&A、Wiki、Issues(Ticket)、Notes、Chat、Sticky boards(Digital Whiteboard)の略です。

この中で唯一、ビジネスレベルで成功していないのが Q&A です。Q&A というと Quora、エンジニアであれば Stack Overflow を思い浮かべるでしょうが、to C 向けのサービスにすぎません。たとえば to B 向けに、社内に導入するとのジャンルはまだありません。

Q&A がなぜ難しいかというと、「質問」と「それに回答できる者」とのマッチングが難しいからです。事実上、多くのユーザーを集められるインターネット上で、多くの人が回答できる「くだらない」ネタでインプレッションを稼ぐことになります。ビジネスモデルとしても広告に頼ることになるので、なおさらです。

しかし Q&A は強力……

しかし Q&A は強力なソリューションです。質問に対する回答がぶら下がり、質問者がベストアンサーを選ぶことでクローズする――とのモデルはシンプルながら明瞭です。この概念で社内の、多くの社員を救えることは間違いない。ただマッチングが難しいだけです。

この難題を解決するために、私はシンプルな解を出しました。

Rapid Q&A

Rapid Q&A とは、全社員が参加する Q&A チャンネルです。

ポイントは三点あります。

これだけです。これだけで全社員という数の力に頼った Q&A を実現できます。

なぜ実現できるか

なぜかいうと、このチャンネルは面白くなるかです。

全社員の質問と回答が集まる唯一の場所であり、流速も速いので 気になって覗きます。質問の大半は(人によっては)初歩的なものであり、答えたくもなります。そうして盛り上がって、さらに面白い場所になります。むしろ 仕事をサボって入り浸ってしまうのを警戒したいくらいです

より具体的な実装

Rapid Q&A を始めるのはかんたんです。Slack にせよ、Teams にせよ、Q&A チャンネルを一つつくって、全従業員を参加させればいいだけだからです。そこさえクリアできれば、あとはどうとでもなります。エンジニアの皆さんならなおさらです。

とはいえ、無駄に遠回りするのも馬鹿らしいので、論点を置いておきます。