RMA(Request Me Anything) とは、主にマネージャーがメンバーや部下に対して「何でもリクエストしていいよ」とリクエストを受け付けるものです。
メリットは メンバー側のニーズに応える形で貢献を最大化できる ことです。DevEx や DevRel の観点では重要です。マネージャーが理想を押し付けるのではなく、メンバーからの要請に応える形になるので、より現実に即した形で貢献を増やせるのです。サーバントリーダー的と言ってもいいでしょう。
同期と非同期があります。
AMA についても似た概念をつくったので、こちらも見てください: 👉️MAMA (Meeting as an AMA) - DEV Community
非同期の場合、フリーフォーマットだと送る側も受ける側も負荷が高いので、カテゴリーに分けた方がいいでしょう。
私はひとまず Five Category を提案することが多いです。これは以下のとおり、主なリクエストをまとめたもので、フリーフォーマットよりは使いやすいはずです。
1: ~ 4: については、リクエストを受けたマネージャーはそのとおりの対応をします。承認の場合は何らかのシステムで承認を出したりチャット等でその旨を書いたりしますし、共有の場合は具体的に何か情報を共有しますし、調整の場合はおそらく社内外の他の人物との接触や連携を図るでしょうし、また上申の場合はマネージャー自身の上司となる上級エンジニアあるいは経営層や組織長にエスカレーションするでしょう。それ以外は「その他」も含めて全部 5: に入れてください。これは単に回答するだけです。
Five Category のシステムは、ノーコードやローコードなどで整えるといいでしょう。たとえばメンバー向けには RMA 用のフォームを用意し、マネージャー側にはその投稿内容をチャットチャンネルに流します。反応や回答はそのチャットメッセージ上で行います。もちろん、GitHub Issues と連携しても構いません。何でもいいので、リクエストした内容とその回答の SSoT 化は最低限行ってください。