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現代はデジタルの時代であり、ソフトウェアをつくることが正義だと捉えられる節があります。しかしソフトウェアに翻訳できる事象など、ごく一部でしかありません。ソフトウェアで済むのならソフトスキルなんて言葉は要らないのです。
しかし、ソフトスキルに関する話は抽象論になりやすい。エンジニアにとっては「技術的でない」かつ「具体的でない」の二重苦です。タイトルを見るだけで逃げ出すほどのアレルギーになってしまう。
ではどうするのかというと、テンプレートやチェックリストといった「すぐに使える形の何か」をつくります。これをツールと呼びます。
わかりづらいなら、ソフトウェアやハードウェアのような実際に使う道具を ハード・ツール、テンプレートやチェックリストのような運用可能な言語的成果物を ソフト・ツール とでも呼びましょう。ソフトスキルを活用するにはソフト・ツールが必要なのです。
では、そのソフト・ツールはどうやってつくればいいのでしょう?
要するにテンプレートやチェックリストといったものをつくらねばならないのですが、そんなことを言われてもとっかかりが得られません。
そこで、今回はとっかかりを得るための観点をご紹介します。
Seven Lists 原則 は、ソフト・ツールを 7 種類で捉えると便利ですよという原則です。
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Trigger Question
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ソフト・ツールをつくる際は、この 7 つのうちのどれにしたいかをまずは考えてみてください。ぴったり当てはまるか、そうでなくともヒントは得られます。
また名前には「リスト」がついていますが、リストでなくても構いません。別にマトリックスでもマップでもレフレームワークでも何でも良い。名前も、可視化の仕方も重要ではない。単に要素を並べるものという意味でリストという言葉を使っているだけです。
では、各々の詳細を見ていきましょう。