まず CLI のようにクイックに仕込みたいです。GUI を触るだなんてカレンダーで十分だ。次にうるさすぎてもいけない。イライラするので。もちろん静かすぎて「リマインドされても気付けなかったです」もあってはなりません。
この二点を満たしたリマインダーは、実はとても難しい。巷にはまともなツールはないでしょう。
そういうわけで、最適なリマインダーが欲しければ自製した方がいいのです。
さて、今回はリマインダーを開発したい人に向けた、ある面白いリマインド方法をご紹介します。
テキストエディタ・ベースド・リマインダー(Text Editor based Reminder) とは、要件が書き込まれたテキストファイルを開く形で行うリマインダーを指します。
※以降では Windows を想定します。他の OS の方は適宜読み替えてください。
テキストファイルがテキストエディタで開かれると、アクティブウィンドウのフォーカスがそこに移りますよね。フォーカスが奪われているとも言えます。フォーカスが奪われるので気付きやすいです。かつ、音や振動や点滅といった鬱陶しさもありません。
つまりテキストエディタ・ベースド・リマインダーは次のような仕組みです:
%temp など適当なフォルダに、ランダムな名前のテキストファイルをつくるこれだけです。これだけで 用件の書き込まれたテキストファイルが愛用のテキストエディタで開かれます。アクティブウィンドウのフォーカスも変わるので、すぐに気付けます。
私もいくつかのツールで採用しています。
特に 生成 AI と相性が良いです。バックグラウンドで走らせておいて、処理が終わったらその結果をテキストエディタ・ベースド・リマインダーでリマインドさせるのです。愛用のテキストエディタなので読解やコピペもしやすくて重宝します。