脱不足
脱不足とは、現代人が放置・容認しがちな生理的不足を解消しようという考え方
まず不足として以下 7 点を挙げる:
- 水分不足
- 栄養不足
- 睡眠不足
- 酸素不足
- 日光不足
- 運動不足
- 休養不足
不足している場合の機会損失を挙げる:
- 水分が不足すると: 頭痛に見舞われて、意欲と集中力が落ちる
- 栄養が不足すると: 免疫低下とガス欠に見舞われて、身体的にも精神的にも落ち込みやすくなる → インドアにこもりがち、のスパイラル
- 睡眠が不足すると: 判断力が低下し、主体的に行動するための "思考" ができず、受動的にしか行動できなくなる
- 酸素が不足すると: 呼吸が浅くなり、集中力が落ちる
- 日光が不足すると: 体内時計が乱れて、睡眠を安定できなくなる
- 運動が不足すると: 筋肉と骨と神経が鈍り、自分の環境と心身をメンテナンスするための習慣を取りづらくなって不健康が加速する
- 休養が不足すると: 心身が慢性的に疲労し、活力が低下する。ひどいと身体的に負傷したり精神的に燃え尽きたりする
背景と必要性
- 1: 現代人はこれらの機会損失を許容しがちである
- たとえば規則正しい生活(仮に 1 日 3 食、7 時間の睡眠、1 時間の散歩のすべてを満たすとする)を確保することすら難しい
- これすら難しいほど忙しい状況が慢性的に続いている
- 規則正しい生活の効用は昔から強調されており、知らない人はいないだろうが、それでもやらない
- 構造的あるいは文化的にやりづらくなっている:
- 仕事や家庭が多忙だと物理的に時間がない。現代の労働観と生活観が許さない
- 生活水準が高く、娯楽と快楽も多く、プライベートでは怠ける方向が正当化されやすい。むしろ規則正しい方が変わり者やストイックの扱いを受けて浮く
- 構造的あるいは文化的にやりづらくなっている:
- たとえば規則正しい生活(仮に 1 日 3 食、7 時間の睡眠、1 時間の散歩のすべてを満たすとする)を確保することすら難しい
- 2: 現代は VUCA かつ DEIB である
- VUCA である。先が読めず、変化も激しい時代。正解を「考える」ことが必要
- DEIB である。要求水準が上がり、配慮が要求される。配慮を前提としたあり方が必要
- 現代はどちらにも適応しきれておらず、単一的なトップダウンを課されがちであり、かつボトムアップからも立ち上がりづらい
- その原因はこれらの不足にあると考える
- 生理的に満たせていない状態で「考える」と「配慮する」に頭を回すこと自体に無理がある
- 1+2、したがって「そもそも生理的な不足自体を軽減する」ことが大事なのである
脱不足では、それぞれ「1日の摂取目安量」を定義できる:
- 最適な目安はここでは定義せず各自調整としたいが、たとえば次のようにする
- 水分: 食事以外で 1.2L(たとえば水筒 800ml とコーヒー 200ml x2)
- 栄養: カロリー 2000 kcal、たんぱく質 50 g
- 睡眠: 床につく時間は 8 時間以上、睡眠アプリ計測上の睡眠時間は 6.5 時間以上
- 酸素: 1 日 3 回、5 分間の意識的な深呼吸(鼻呼吸・腹式)+作業中は 1 時間に 1 回 5 分の換気
- 日光: 起床後 3 時間以内に屋外で 20 分以上
- 運動: 2 日に 1 回、30 分以上の自転車または 40 分以上の音ゲーまたは 30 分以上のダンス練習
- 休養: 1 日 30 分以上、画面・人・ペット・タスクから離れた「割り込みも作業もない時間」
その上で、とりあえず目安を満たすよう行動せよ、とする
- とにかく機械的でいいので、まず満たすことを考える
- そうすれば不足が軽減されて、考える・配慮する余裕が生まれるはずだ
脱不足の原則
- 生理的に満たせてない時点で論外である。まずは満たせ、話はそれからだ。