ソリディとガシー
ソリディ(Solidy)は「ASD的」、ガシー(Gasy)は「ADHD的」を示す。
背景
- ビジネスにおいて、人の特性は端的に以下二つに分類できる
- ASD的。ストイックで、アスレチック(アスリート的)で、利己的なこだわりが強い。代わりに融通が利かない。
- ADHD的。エネルギッシュで、アクティブで、移り気が激しい。代わりに自律が利かない。
- 私は以前📖タスク管理を噛み砕くにて「アスリート」と「アプライア」を使いましたが、このネーミングはややわかりづらいです

- この二つの性質はたしかに存在すると考えます。たとえばGTDは、ASD的な人間であれば(面倒ではあるが)困難ではありません。私もこちらのタイプであり、逆にできない人がなぜできないかがわからないくらいです。一方で、努力の問題ではなく、特性的に難しい人も少なくありません。そういう人は、かわりに多動性を持っていて、多くのインプットと経験を積んでいます。私はそのような人達には決して勝てませんし、よくもまあそんなに動けるよなぁ、摂取できるよなぁとドン引きします。お互い様です。自分にないものを持っている相手にドン引きするのです

- しかし「あなたはASD的ですね」「ADHD的ですね」というわけにはいかない
- し、これらニューロの概念はそう単純ではありません。ここではあくまでもストイックタイプをASD的、ビジータイプをADHD的と[* たとえている]のであり、ASDが必ずASD的であるとは限りません

- よりカジュアルに使える言葉をつくればよい
概要
- ソリディ(Solidy)
- ガシー(Gasy)
- リキッディ(Liquidy)
- 液体的。ASD的でもADHD的でもない、どっちつかずのバランサー。
BFAF
- Before
- あなたはASD的だね
- 君はADHD的だから、~~にした方が良さそうだね
- After
- あなたはソリディ寄りだね
- 君はガシー寄りだから、~~にした方が良さそうだね
- TODOリストは破綻するというが、ソリディであれば破綻しづらい
- 単にリストを高頻度にメンテナンスすればいいだけ。ソリディなら難なくできる
- たとえば「毎日朝、昼、夕方、寝る前と4回確認するようにしよう」と決めて、そのとおりに行動できる
- 意思の力を使いこなせる
- 一方、ガシーはそんなことできるわけがない、と端から相手にしない
- ですので、私はタスク管理の向き合い方を見れば、ソリディかガシーか判断できると思っています。もちろん、どちらにも振れないリキッディもいます。目安として、すでにリストを使ってストイックに運用しているのならソリディ、リストなんて使いたくもねえよって人ならガシー、使うこともあるかなとか便利そうなので使ってみたというのであればリキッディといったところでしょう

知的生産とガシー
- 知的生産のメインミッションの一つは、ガシーを救うこと
- ガシーはいわば自律的に動けない「要介護対象」とも言えます
- 一方で、[雰囲気リマインド(Atmosphere Remind)]など場の力を演出すればソリディよりもはるかに貢献します。現代のビジネスもまさにその価値観が支配しています。ガシーはたくさん動いてたくさん巻き込んでいる分、成功しやすいためです。かつ、その水準がデフォルトになっているわけです
- しかし、これがワークライフバランスや三熟を削いでいます。VUCARDと表現したとおり、水準は上がっており、ガシーはいわばこれを阻む遺物です。自律的に動けないがゆえに、場を求めるからです。たとえば出社回帰を求めたりします。リモートで自律できないので、集めて場をつくらせるのです
- この現状の[ガシーの介護]と呼びます。高齢化社会と同様、介護に費やし続けるわけにはいかないと考えます
- ガシーの営みは支配的であり、これを切り崩すには相応の概念をつくり啓蒙せねばなりません
- 革新的なツールをつくればいけると考えがちですが、ツールの問題が些細であることは現状を見てもわかるでしょう。これほど技術と方法が揃っているにもかかわらず、(一応パンデミックによるアシストはありましたが)リモートが推進されていないのです
- 📖Remotismでもテクニックとテクノロジーの前段にテネットがあると書きましたが、まさにそうなのです
- そして概念をつくれるのは知的生産者です
- もちろん唯一ではありません。[SFプロトタイピング]など文学的なアプローチもあります
Q&A
- Q: 端的な診断方法はありませんか?
- Ans: 難しい質問です
- 今思いついた判断方法を挙げてみましょう
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- 365日例外なく同じ生活リズムで過ごすことが容易いorやる理由はないけどやろうと思えばできる → ソリディ
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- たまに乱れるけど、概ね毎日3食食べて風呂入って安定した睡眠時間を取るくらいはまあできる(2食でも風呂2日に1回でもいいがとにかく特定のリズムを続けられるかという話) → リキッディ
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- どっちもできない、できるわけがない。2.は平日かろうじて頑張ったとしても深夜や休日は必ず乱れる → ガシー
- もちろんソリディであっても病んでいると3.になるでしょうし、ガシーであっても命がけの緊迫した仕事が続く場合は1.をある程度続けられるでしょう
- 体感的にはリキッディが多いと感じます。たとえば一人暮らしの頃はガシー的だが、子供が生まれるとリキッディ的になったりします。これはリキッディの特性を持っているからです。もし持ってない、純粋なガシーの場合、子供が生まれようがリキッディ的にはいきません
