トリプル組織
[マトリックス組織]を2系統所属とした場合の、3系統所属のこと。
背景
- 通常、社員の所属先は1つであるが、マトリックス組織では2つとなる
- たとえば「所属上の上司」と「プロジェクト上の上司」が異なっていたりします

- これを抽象化すると「所属先の種類がnつある」となる
- マトリックス組織は2と言える
- ならば3以上もありえる
- というわけでトリプル組織をつくりました。いたずらにnを増やせばいいというものでもないので、まずは2の次の3を定めました

概要
- 所属系統とは
- 系統が異なる所属先を示したもの
- 例:
- プロジェクトが3つ → 所属系統は1つ
- 所属組織が2つ → 所属系統は1つ
- ※所属組織 = ある会社内の配属の話。何々事業部の何々部門の何々課、など
- 所属組織が1つ、プロジェクトが1つ → 所属系統は2つ
- 所属組織が1つ、プロジェクトが2つ → 所属系統は2つ
- 所属組織が2つ、プロジェクトが5つ → 所属系統は2つ
- トリプル組織とは
- 所属系統を設計しなければならない
所属系統設計の例
- 所属系統を[* ビロンギング]と呼ぶことにする
- (DEIBのBelonging、帰属意識とは異なる点に注意)
- ビロンギングとして以下をつくる:
- プロジェクト・ビロンギング
- マトリックス組織でいうプロジェクトの方
- 業務全般を担う
- ピープル・ビロンギング
- マトリックス組織でいう所属組織の方
- 組織の人間としての一体的な教育・啓蒙・管理やピープルマネジメントを担う
- ナレッジ・ビロンギング
- これを仮に[* PPNパターン]と名付けます
- PPNパターンは、情報共有の側面も(所属系統のレベルで)重視すると言っているに等しいです
- つまり
- 呼び方は決めていい
- 所属系統の設計を[* パターン]と呼び、パターンは自由につくれる
- 会社として採用するパターンは一つのみ
- 一応nパターンを使い分けることもできますが、複雑なので割愛します。会社全体で1パターンのみ採用すると考えてください

- パターンを変えることもできますが、組織再編レベルの大事となります

Q&A
- Q: トリプル組織では1社員あたり上司が最低3人できるということか?
- Ans: はい
- PPNで言えば「プロジェクト上の上司」「ピープル上の上司」「ナレッジ上の上司」がいます
- もちろん同じ人が複数兼任することはありえます
- Q: 「上司」でなくてはならないのか?
- Ans: いいえ
- 上司は階層的組織の概念にすぎないため、たとえばグリーン組織やティール組織など最近の組織パラダイムを使えば上司の存在はありません
- それでもトリプル組織ではあるので、所属系統が必ず3つあります
- Q: 所属系統が3つでない社員はいるのか?役員など役職が高い人や、新人など入ったばかりの人など
- Ans: ありえます
- 理論的には例外なく適用した方が綺麗ですが、古典的な階層組織だと上層部は少なくなります
- これはマトリックス組織も同じで、上層部にはプロジェクト上の上司がいません