neoterizer
3層サポーターモデル
ボランティアコミュニティや[ティール組織]に役立つ組織設計の一つで、スタッフを3層に分けることでガバナンスの融通を利かせるモデル
背景
脱階層型組織の動きはよく見られる
組織パラダイムでいうグリーン組織やティール組織
ギルド型組織
オープンソースその他オープンなコミュニティで見られる組織のあり方 etc
共通するのは階層(ツリー)ではなくネットワークであることだが、道半ばである
ネットワーク構造の複雑性は階層の比ではなく、無限の実装・運用が考えられる
いざつくるとなると、自由のジレンマに遭遇する
自由を押し出すと、害悪なメンバーによるリスクも増加する
もちろんガバナンスを厳しくすると、自由は損なわれて階層型組織の域を超えられない
この問題は特に3桁オーダーから起こり始め、4桁オーダーでは(ティール組織でない限り)ほぼ必ず爆発してしまう
組織は階層化する
特にそれまでの機動性が殺されるほどひどくなったものを[大企業病]と呼ぶ
そこで、このジレンマを回避しつつ、できるだけシンプルに本質を捉えるコツをつかんでいただくための参考実装をつくることにした
概要
3層サポーターモデルは以下のような組織のあり方を取る
オープンかつネットワーク型であり、誰でも参加できる
必要ならガイドラインや規約への同意を課してもいいが、招待制や許可制はしない(それはオープンでない)
コア
組織の中枢を担うもの
メンバー全員が遵守するべき原則、目的、ビジョン、また最終的な意思決定権を持つコアメンバーなどが含まれる
サポーター
コアを支援する者
サポーターは3層に分かれている:
1 コアサポーター(内外自律)
コアメンバーと直接やりとりしたり、コアの活動として自律的に行動する
コアメンバーの管理監督無しに、組織の顔として対外的に行動できる(助言やレビューは必要に応じて)
2 サポーターサポーター(内部自律)
コアサポーターを支援する
組織内で自律的に行動できるが、アウトプットは組織内のみであり、外に出す際は必ずコアサポーターもしくはコアメンバーのレビューを要する
3 スポットサポーター
コアサポーターまたはサポーターサポーターを支援する
その名のとおり、スポットで何らかの支援を行うニュアンスであり、フルタイムなど本格的な活動はしない
内部自律を手に入れるためには、支援を通じてサポーターサポーターに認められねばならない
思想
メンバーはサポーターとして自律的に行動することが許されている
しかし3層に分かれており、ガバナンスを利かせることができる
有害な者や信頼できない者はスポットサポーターにすればいい
信頼できる者で有能な者はサポーターサポーターや、コアサポーターに上げていけばよい
有能であっても社交性に欠ける者は、たとえばサポーターサポーターで内部自律に留めればよい
またコアがあるため、自律といっても好き勝手に何でもしていいわけではなく、コアドリブンの形でもガバナンスを利かせられる
コアの運用にはタッチしていない
ここは最も難しい部分の一つであり、現状はCEOなどトップのカリスマ性に頼るか、[ホラクラシー]のように厳格にプロトコル化するかの二択しかないと思う。言い訳に聞こえるだろうが、この部分をシンプルに示すことは現状不可能なので、このモデルでも触れていない