# インパクティズム(Impactism)
# 大きな組織、界隈、社会などを変えるには破壊的なインパクトが必要であるという立場。

# 背景
- インパクトの例
    - 最もわかりやすい例はコロナによるパンデミックである
        - これが起こらなければ2025年現在であっても、リモートはろくに普及しなかっただろう
        - また落ち着きを見せて以来、出社回帰が目に見えて増えている。たとえばフルリモートもしくは出社週1未満のハイブリッドを言える求人はマイノリティである
    - 次にわかりやすいのがXTwitterなどテクノロジー、あるいはまさにそれで力を得たGAFAMだろう
- 組織や社会に短期的・中期的に変化をもたらすことは不可能に等しい
    - 保守性。規模が大きければ大きいほど複雑性は増し、もちろん既存のシステムに今現在頼っているステークホルダーの数も多いため止められない。わかりやすいのがシステムで、止めれば損害に直結する
    - 文化。たとえば階層的で合意形成的な日本は特に難しいが、一方、トップダウンが強い文化だと、トップ次第で週を待たずにガラリと変えることもできる
    - 既得権益と怠惰の心理。権力を持つ者は既得権益を優先したがる。また人間は本質的に変化に奥手で怠惰である。さらに権力を持つ者はそれなりに加齢を伴っており、体力的にも認知的にも、また（多忙によりキャッチアップできてないことによる）知識や経験の不足から見ても、変化への腰が上がりにくい
    - etc
- [変革]の必要性が叫ばれているが、ボトムアップベースで政治的に上手くいったものを後知恵で取り上げているだけである
    - たとえば[ニューローバル(Neurobal)](ニューローバル(Neurobal).md)など私は新しい概念をつくっており、これに投資することで変革にベットできるが、これを理解し実際に投資できる視座を持つ者は私の知る限り、いない（いたらぜひご連絡ください）。私が思うに、[アロセントリック]な者に変革は不可能だ。そして世の中はアロセントリックで回っている。つまり変革は基本的に不可能であるとさえ言ってもいい<a href="sta.md"><img src="https://gyazo.com/a0a22d2fc5cf4fb2525db091fb66594b.png" alt="sta" width="16"/></a>
- というわけで、変化させるのは事実上不可能である。できるとすれば、ビジョンを羅針盤にしつつも、ベストエフォートで、ボトムアップベースで、既存のシステムに食われないよう上手く取り繕い続けることで「何か起きないかな」を待つくらいである。水準が高い、安定している、と言えばそのとおりであり、いわばトレードオフでもある
# では現代の安定性をベースに起きながらも、変化をおこすにはどうすればいいかと考えたときに、インパクトを与えればいいのだと考えることは自然だ。過激に言えば、リモートな世の中にしたければパンデミックを起こせばいいのである。このような考え方を扱うために概念化した<a href="sta.md"><img src="https://gyazo.com/a0a22d2fc5cf4fb2525db091fb66594b.png" alt="sta" width="16"/></a>

# 概要
- インパクティズムでは目的と状態と対象と手段を決める
    - 目的。どんな変化を実現したいか
    - 状態。目的が起こるには、どのような状態であれば良さそうか
    - 対象。状態を起こすために、何に働きかければいいか
    - 手段。対象にどうやって働きかければいいか
- 例1: パンデミックによるリモート
    - 目的：出社や対面の無駄は社会の損失であり、もっと減らすべきである。そのためにリモートを増やしたい
    - 状態。リモートせざるをえない環境 → 物理的に接触できない状態
    - 対象。人間
    - 手段。ウイルス
    - もちろんこれは後知恵にすぎないし、仮に狙ってやるにしても非人道的である（バイオテロに等しい）。しかしインパクティズムとして想定することもできる。もちろん現代の倫理から考えれば絶対やるべきではないし、私もそう思っている。ただ例としてはわかりやすい<a href="sta.md"><img src="https://gyazo.com/a0a22d2fc5cf4fb2525db091fb66594b.png" alt="sta" width="16"/></a>
- 例2: ハニートラップ
    - これもわかりやすい例であり、変化の権限を持つ権力者に直に働きかける。ただしインパクティズム自体は、冒頭のとおり大規模な相手を見据えており、昔はともかく、現代では実際にハニートラップでインパクトを与えることはできないだろう<a href="sta.md"><img src="https://gyazo.com/a0a22d2fc5cf4fb2525db091fb66594b.png" alt="sta" width="16"/></a>

# Q&A
- Q: インパクティズムはありえないのではないか？要は然るべき場所に銀の弾丸を撃てば変化させられると言っているのだろう？
    - Ans: 後者については「はい」、前者については「わかりません」
    - 世の中は極めて複雑でありそんなことありえないよ、というのはかんたんですが、一方で所詮は人間の営みにすぎませんし、しばしばシンプルな本質で捉えられるということを知的生産者は知っています。とはいえ、ありえると言えるほど天才でもなければ無知でもありません
    - わからないからこそ、まずは概念として捉えています。捉えることで思考や議論ができるようになります。つまりスタートラインを与えています。知的生産の主な価値の一つです
- Q: ～～とはどう違うの？
    - Ans: ChatGPT o3に調べてもらったのでご覧ください: https://chatgpt.com/share/686adfcd-3364-8007-a571-4ff4518327cc
        - >インパクティズムが特徴的なのは、「① 目的‐② 状態‐③ 対象‐④ 手段」を明示的に設計し、必要なら“非連続ショック”を自ら企図する点です。
        - >上記8概念はいずれも「大変化は大インパクトと同義」という洞察を共有しますが、多くは偶発・自然発生的か市場競争の内在ロジックに委ねる立場。
    - つまりインパクティズムでは再現性を狙う点で革新的です
- Q: [バックキャスティング]ということ？
    - Ans: はい

# 開発秘話
- このような概念はインモラルで、生成AIも「そのリクエストにはお応えできません。」などと返すほどである。しかし、このような概念を捨てていいとはどうしても思えなかった。具体的な実装や方針ではなく、あくまでも抽象的な概念をつくる程度であれば有意義であるはずだ。実は先日まで、ヘッド・ショットからもじった「ヘッド・ストライク」「ヘッド・フォース」といったネーミングで仮決めしていたのだが、まだ暴力のニュアンスが強い。良い言葉はないものかと粘っていた。そして今日、インパクトの言葉を手繰り寄せることができた。
