# ミニ・フォーカス(Mini Focus)
# 「今からn分間、～～を読んで～～することにだけ専念して」といった形のお願い、あるいはその活動のこと。

# 背景
- 1. 人間は元来怠け者であり、（自分にとって明示的なインセンティブのあること以外は）強制力がないと中々行動できない
- 2. 現代は[VUCARD](VUCARD.md)であり、今すぐ必要ではない備えに費やすことが重要である上、従業員の生活水準も考慮せねばならない
- したがって、ともすると「今与えられた仕事しかしてない」「それ以外をする[スラック(Slack)](スラック(Slack).md)がない」に陥りがち
- かといって「ここに資料置いたので各自見ておいて、コメント出して」では誰もやらない
    - しかし毎回指示命令したり打ち合わせやイベントで集めて、非言語の圧力でやらせるわけにもいかない
    - 一方で、非同期コラボレーションや孤独的な集中のリテラシーやスキルを鍛えさせるにも限度がある
- そこで「少しだけ時間を割いてもらうリクエストを交換する」モデルを考えました<a href="sta.md"><img src="https://gyazo.com/a0a22d2fc5cf4fb2525db091fb66594b.png" alt="sta" width="16"/></a>

# 概要
- ミニ・フォーカスとは:
    - n分間、特定のアクションを要請すること
    - n分間とは1～3分
    - アクションとは「読む」「コメントする」の2つ
- ミニ・フォーカスの構成要素:
    - [* ルーム]
        - 部屋のこと。読ませたいコンテンツと、コメントを書くための道具が置いてあるイメージ
        - 実際は何らかのノートやページを用意する
        - <a href="sta.md"><img src="https://gyazo.com/a0a22d2fc5cf4fb2525db091fb66594b.png" alt="sta" width="16"/></a>
            - コンテンツはビジュアルをなるべく廃してください。概念的・具体的に理解しないと先に進まないので、コンテンツとして表現できることが重要です≒言語的または構造的に表現するはずです。ですので、パワポは適さない可能性が高いです
            - 10ページ以上ある濃密な資料でミニフォーカスするのは苦しいでしょう。初心者向け記事のような、あるいはエグゼクティブサマリーのような、上手い整理が必要です
            - たとえばA4一枚で表現するのを標準にする、は良い塩梅です。ミニ・フォーカスではA4一枚の内容と1-2分くらい向き合うことになります。これは「それで通用するような表現やフォーマットを試行錯誤していきましょう」と同義です
    - [* タイマー]
        - 時間を厳密にはかるもの
        - ミニ・フォーカスは試験のように厳密に開始と終了をはかります<a href="sta.md"><img src="https://gyazo.com/a0a22d2fc5cf4fb2525db091fb66594b.png" alt="sta" width="16"/></a>
    - [* ステップ]
        - ミニ・フォーカスは必ずa分で読んで → b分でコメントしての2ステップで構成する
            - a+b = n
            - つまりまず最初に読ませて、その後何かしら必ずコメントさせます<a href="sta.md"><img src="https://gyazo.com/a0a22d2fc5cf4fb2525db091fb66594b.png" alt="sta" width="16"/></a>
            - リードとコメントと呼びます<a href="sta.md"><img src="https://gyazo.com/a0a22d2fc5cf4fb2525db091fb66594b.png" alt="sta" width="16"/></a>
                - 例1: この資料を3分間でミニフォーカスして。リードは2分、コメントは1分で1つ以上
                - 例2: この資料を3分間でミニフォーカスして。リードは2.5分、コメントは0.5分で1つ
- 実装:
    - ミニ・フォーカスはツールまたは運用として実装したい
    - ツールの場合:
        - たとえばスマホアプリを使って、フォーカス中はインカメラで動画撮影をして「ちゃんと画面見てるよね？」を監視する。画面を見てない率を計算して、たとえば5%を超えたらそのフォーカスは無効 → やり直しにする、などのペナルティを設定する
        - オンライン試験がそうであるように、途中の離席や脱線は許してはいけません。これを許すと形骸化してしまうため、許さないための仕組みを導入しなければならないです<a href="sta.md"><img src="https://gyazo.com/a0a22d2fc5cf4fb2525db091fb66594b.png" alt="sta" width="16"/></a>
    - [- 運用の場合:]
        - [- 人手でコントロールする。出社、バーチャルオフィス、リモート常設会議室への参加などが前提だが、たとえば「今からひとりずつミニ・フォーカスしてくよ、ひとりずつこっち来て、ここ座って3分でコメントをもらう。2分リード、1分コメントで1つ以上ね。では、まずAさんから」のようにする]
        - このやり方は負荷が強いため、おすすめしません。ツールによる制御を狙うべきです<a href="sta.md"><img src="https://gyazo.com/a0a22d2fc5cf4fb2525db091fb66594b.png" alt="sta" width="16"/></a>

# 応用
- ミニ・フォーカスは「誰かにリクエストする」ことが前提だが、ひとりで使うこともできる

# Q&A
- Q: コンテキストスイッチングにはどう考慮しますか？
    - Ans: 良い質問です。休憩の形で各自やらせます
    - ご質問のとおり、いきなりミニ・フォーカスを課しても、頭が切り替わらない可能性があります。ですので、ミニ・フォーカスを始める前に少し休憩を取ってもらって、各自切り替えてもらいます
    - より実践的なテクニックとして「コンテキスト・スイッチングをミニ・フォーカスでやらせる」があります<a href="sta.md"><img src="https://gyazo.com/a0a22d2fc5cf4fb2525db091fb66594b.png" alt="sta" width="16"/></a>
        - 切り替えてもらうためのかんたんな暗示や、あるいは純粋な気分転換用の動画などをコンテンツとして用意して見させます。コメントステップでは「切り替わった？」の質問をして、yes/noで答えてもらいます。noの場合、このフォーカスをもう一度回します
        - このミニ・フォーカスはいくつか用意しておいて、使い分けるといいでしょう。たとえば「3分、赤ちゃんの動画」「2分、猫の動画1」「1分、猫の動画2」の3つがあれば、この3つを使い分けます。3分赤ちゃんを一回回したけど、まだ切り替わらないので1分猫を回す → 切り替わったのでよし、のような風景になるでしょう
- Q: ルームはどうつくればいいのですか？
    - Ans: 重要なのは二点で「軽快に動作すること」と「読みやすいこと」です
    - パワポは多くの場合、NGです
    - [QWINCS](QWINCS.md)で言えばノート、ウィキ、イシューになるでしょう。あるいはチャットのスレッドがわかりやすいかもしれません。が、いずれにしても脱線される可能性があります（たとえば他のタブやアプリを開くかもしれません）
    - そういう意味では、ミニ・フォーカス用のアプリをつくって、それを使ってフォーカスしている間は他のアプリに切り替えできないようにする、くらいがほしいところです<a href="sta.md"><img src="https://gyazo.com/a0a22d2fc5cf4fb2525db091fb66594b.png" alt="sta" width="16"/></a>
        - 現状そんなツールはないので自製してください
        - 先日、[ビジネスジェナイ(Business GenAI)](ビジネスジェナイ(Business_GenAI).md)を提案しました。QWINCSのレイヤーに位置するもの（GenAIなのでG）だと述べました。同様に、ミニフォーカスも同じレイヤーに位置する存在になると思います。仮に[フォーカスウェア(Focusware)]と名付けるとしたら、Fでしょうか<a href="sta.md"><img src="https://gyazo.com/a0a22d2fc5cf4fb2525db091fb66594b.png" alt="sta" width="16"/></a>
- Q: どんな世界観を描いてますか？
    - Ans: ミニ・フォーカスでやりとりする世界です
    - 「このフォーカス、ちょっとやってくんない？」のようなお願いが交わされるような世界となります。上司が部下に依頼したり、部下が上司にリクエストしたりするでしょう
    - また、誰がいつどのフォーカスをしたかは（専用アプリやプラットフォーム上で）記録されるので、分析や評価にも使えます。貢献や交流の透明性を向上させることができます
    - おそらくですが、人々はそれぞれ自分のHPを持っており、今日はn回フォーカスできるぞ、さて何にフォーカスしようか、といった事を考えるようになるでしょう
