# 文脈外(Out of Context)
# 自分の文脈からは外れている、の意。

# 概要
- 文脈から外れたものは無価値と捉えられがちである
    - 例: 正論や抽象は役に立たない
- この状態を言葉にして伝えるために、文脈外が使える
    - 用例: それは文脈外（アウトオブコンテキスト）です
    - 何の文脈であるかは文化次第で補足すればよい。日本のように[ハイコンテキスト]であれば補足はしないだろう。逆にローコンテキストな文化であれば「組織の」「私の」「このプロジェクトの」「今週の」など具体的に補うだろう<a href="sta.md"><img src="https://gyazo.com/a0a22d2fc5cf4fb2525db091fb66594b.png" alt="sta" width="16"/></a>
    - 好き嫌いでもなく、not for meもなく、単に文脈から外れていると言っているだけである。ゆえに伝えやすいはずだ<a href="sta.md"><img src="https://gyazo.com/a0a22d2fc5cf4fb2525db091fb66594b.png" alt="sta" width="16"/></a>

# 違い
- Q: 脱線との違いは？
    - Ans: 脱線は本題から外れていることを意味します。いわば本題外と言え、文脈外とは違います
    - ただし通常、本題とは合意されたものであり、文脈であるとも言えると思います。その場合は脱線も文脈外になります
    - 逆に「顧客と共創したい」場合で、課題Aについて話しているときに、ふと課題Bが盛り上がってきた場合、課題Aを本題とするなら脱線していますが、顧客の文脈でいえば文脈外ではありません。もちろん顧客が課題Aこそが今の文脈なのだと捉えている場合は、文脈外になるでしょう（おそらく顧客の非言語情報から読み取って軌道修正するか合意を得ていかねばなりません）
- Q: 多義語ですよね？
    - Ans: おそらく、はい
    - 私は知らなかったのですが、主に英語圏において、いくつかの意味で使われているようです。たとえば背景をきちんと押さえずに軽率に発言する様をout of contextと表現したりするようです<a href="sta.md"><img src="https://gyazo.com/a0a22d2fc5cf4fb2525db091fb66594b.png" alt="sta" width="16"/></a>
    - 今回つくった概念も意味的には同じです。文脈から外れている旨を伝えるだけです。ただ、使い方を拡張したのです。「文脈外だから読みません」「文脈外で意味がわかりません」といった拒否やスルーを表明するために使っても良い、という使い方を示したのです<a href="sta.md"><img src="https://gyazo.com/a0a22d2fc5cf4fb2525db091fb66594b.png" alt="sta" width="16"/></a>

# 知的生産と文脈外
- [知的生産物]は概念であるため、文脈外として扱われやすい
    - なぜなら文脈とは通常具体的だからだ
    - 概念的なものを活用するには、文脈に当てはめるという行為が必要になる
        - [認知のはしご](認知のはしご.md)を行き来するとも言える。もっというと、その概念が自分の文脈に当てはまるどうか、どう当てはめることができるかなどを主体的に探さねばならない
        - 主体的に動けない者にとって、概念はゴミに等しい
- 正論はともかく、知的生産物は実用的なので当てはめやすいはずですが、道のりはまだまだです。たとえば認知のはしごを行き来する体力や発想や技術がなかったり、仕事のやり方考え方あり方に無関心だったりします<a href="sta.md"><img src="https://gyazo.com/a0a22d2fc5cf4fb2525db091fb66594b.png" alt="sta" width="16"/></a>
    - 関連: [エンジニアリング・マイノリティ](エンジニアリング・マイノリティ.md)
