無限リストの思考実験
ツールと問:
- n個のタスクを登録できる
- 実行時は一つのみ取り出される(それ以外は見えない)
- 実行を終えたら、ログには残らず、次のタスクがランダムに一つ取り出される
- Q: このようなツールを使っているとき、どのくらい「進捗感」が得られるだろうか
見解1: GTDやTaskChuteみたく「複数のプロジェクトを扱ってる場合」:
- 答え:進捗感は得られない
- 思考過程
- タスクは構造(サブタスク)または順序(タスクリスト)の一部である
- 「一つしか見えない」場合は構造も順序も見えない(頭で覚えておく必要がある)
- タスクを構造または順序に従って処理するためには、構造中・順序中のタスクを自分で選択できねばならない
- ランダムに取り出されるので選択できない、ので構造または順序に従って処理されない
- 進捗とは構造または順序(におけるタスクの消化具合)によって可視化される
- 構造または順序に従えていないので、可視化もできない
- タスクは構造(サブタスク)または順序(タスクリスト)の一部である
見解2: 一つのプロジェクト(にぶら下がるサブタスク)を扱ってる場合:
- 答え:進捗感は得られない
- 思考過程
- 進捗は可視化してはじめて得られるもの
- だからこそガントチャートでは視覚的に可視化する、似た手法やアイデアは多数ある
- 一般的に、頭の中だけで可視化することなどできやしない(天才ならできるかもしれないが)
- この無限リストでは、「次のタスクが得られなくなる=終わり」しかわからない
おまけ:
- Q: このツールはどんな時に役立つ?
- 今から「あるプロジェクト」を絶対に成し遂げたい&進捗管理を必要とせず「とにかく集中して頑張りまくる」だけで成し遂げられそう&サブタスクが順序や構造を持たず独立しているとき
- 例: 「次のネタを決めるためのインプットとして “次に書く本のネタ一覧” 各々のネタをブレストで深堀りしてみる」
- ネタが 20 個あったとしたら、単にこのツールにネタ名を 20 個突っ込めばいい
- で、「ブレスト合宿!20個全部ブレストするまで帰れません!」とか開催する
- Q: このツール、つくれそう?
- どうだろ、ちょっとブレストしてみるね
- モード
- タスク投入モード
- タスク実行モード
- 投入モード
- 入力ボックス一つ、enterで保存&クリア
- 実行モード
- ボタンひとつ、押すとタスク一つ出る、空だと congratulation
- もう一つボタン。「実行終わり」ボタン
- 後戻りできません(実行終わりボタンしか選択肢がない)
- ふと思った
- 別に一度に全タスク消化せずとも「今日はこれくらいで終わっておくか」 ← こんな感じで毎日少しずつゼロに近づけていく使い方もあるのでは?(まあ中身ブラックボックスでいつ終わるかわからんくて気持ち悪い(進捗感が見えない)けど)
- いけそうだなぁ
- UI がシンプルすぎる
- 保存はローカルストレージで頑張る
- あるいはコマンドラインツール(というかスクリプト)でもいけそうだが
- scrapbox で実現するのはどう?
- ランダムにページ見る機能あったよね
- タスク投入 → ページつくる
- でも普通に画面からだと一覧見えるので、API?とかで「画面一覧見えないような手段で」つくりたい
- タスク消化 → ランダムでページ一つ開く、終わったらそのページ消す
- 調べる
- scrapbox でページ 0 件っておk?
- 0 件のとき、ランダムにしたら何が出る?