原則:混ぜるな危険
サマリー
- ASD 部下を、「チームプレイ」という名の「長時間拘束に基づいた泥臭い営み」に混ぜてはいけない
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背景とアプローチ
- 現代はチームの時代である
- チームメンバーはその文化そのタスクに何でも泥臭く適応していくことが要請される
- これにはかなりのタフさと処理能力が必要であり、ASD のスペックでは務まらない
- たとえるなら、インターハイ常連の運動部に、運動未経験の帰宅部が入るようなもの
- このドキュメントでは運動神経ならぬ認知神経と表現することがあるが、認知神経のベースが違いすぎて、努力でカバーできる次元ではない
- よって、ASD 部下をチームプレイに巻き込むこと自体が間違っている
アプローチ詳細
- つまり合理的配慮をせよ、と同義である
- その ASD 部下固有の対応を考え、実装し、検証して、最適なバランスを突き詰めていかなくてはならない
- 別の言い方をすると、どういう使い方ならどれだけ使えるかのパターンを多く貯めていき、使いこなしていかねばならない
議論
- Q: とはいえチームの時代は揺るがないし、チームメンバーとして慣れてもらうことは必要ではないのか?
- Ans: はい
- 根底の意識を(ASD部下に関しては)以下にシフトした方が良い、と言っています
- ❌個を殺してチームのために動いてね
- ⭕個をどう生かすかをチームで模索しよう
- 無論、安易に ASD 部下を自由にさせてもチームが乱れるだけなので、チームを上手く守りつつ、ASD 部下とも衝突せず、と両面のバランスを保つ必要があります。これはかんたんではないので、このドキュメントを書いています