2019/05/26 21:15:35 いったん中止。筆者も語れるほど追求できてない。少なくとも 4 アプローチ各々について十分な成果を上げる必要がある。今はまだ上げられていない。
フラティズム
フラティズム(Flatism)とはフラットな生き方を目指す主義。
フラットな生き方とは
フラットとは安定的に平坦であること。つまりフラットな生き方とは「安定的に平坦な生き方」である。平坦な生き方を持続させると言い換えることもできる。
起伏的人生、平坦的人生、フラティズム
起伏的人生とは山も谷もあるような人生のこと。「人生山あり谷あり」ということわざもあるように、一般的に人生は起伏的であるとされる。つまり人生には山(大きなプラス)と谷(大きなマイナス)がある。
平坦的人生とは山と谷の少ない、起伏に乏しい人生のこと。大きなプラスが無い代わりに、大きなマイナスもないため、物足りなさはあるものの穏やかな人生だと言える。
慌ただしい現代社会においては、自然と平坦的人生になることはまずない。意識的に行動しなければ手に入らない。この平坦的人生を目指すのがフラティズムである。
フラティズム提唱の背景
フラティズムは、一言で言えば「人生山あり谷あり」へのアンチテーゼである。
「人生山あり谷あり」とは、山があるから谷も我慢しようというプラス思考を説いたことわざであるが、提唱者の私は以下のような不服をおぼえていた。
- 誰もが山と出会えるとは限らない
- 誰もが山を登れるとは限らない
- 努力できるとは限らない
- 努力が報われるとは限らない
- 谷は一瞬でも通りたくないこともある
- 例: 1億円もらえるから拷問を受けてもいいかというと、そうではない
やがて起伏型人生という前提を疑うという視点がひらめき、山(大きなプラス)が無い代わりに谷(大きなマイナス)もない「平坦な(フラットな)人生」を歩き続けることを着想。このようなライフスタイルもとい主義思想をフラティズムと名付けて、整備し始めた。
フラティズムのイメージ
フラティズムをイメージで示せば、以下のようになる。
起伏を平坦にしたい。ただし、できれば平坦でも山側に振りたい。富士山からの眺望を諦める代わりに、手近な小山や小丘の眺望で妥協するのである。
4 approaches to flatism
フラティズムを実現するためには、以下の 4 つのアプローチを用いる。
- 1: ストレスを減らす(NF - Noise Free)
- 2: 欲張らない(DG - Decrease Greed)
- 3: 選択肢を増やす(IS - Increase Selection)
- 4: 自分の嗜好、志向、指向を知る(KM - Know Myself)
フラティスト
フラティズムに取り組む者をフラティスト(Flatist)と呼ぶ。
[app.1/4] ストレスを減らす
フラティズムの肝は「谷(マイナス)を減らす」ことにある。そして谷の主因となっているのはストレスである。フラティズムではストレスを減らすことを考える。これを NF - Noise Free という。
二つの前提
フラティズムでは「ストレスを減らす」ことを議論するために、ノイズおよびパフォーマンスという概念を導入する。
- Stress is Noise
- Flatist is Performer
前提1: Stress is Noise
フラティズムではストレスをノイズ(Noise)とも呼ぶ。
ストレスを減らすというとイメージが湧きづらいが、ノイズを減らすと考えると湧きやすいため、フラティズムではノイズという言葉を用いる。
前提2: Flatist is Performer
フラティズムでは、フラティストは「パフォーマンスを要する何かに従事すること(パフォーミング)」が人生の主活動である、という前提を取る。このような生き方をパフォーマー(Performer)と呼ぶ。つまりフラティストはパフォーマーである。したがって、パフォーマンスの担保は重要なテーマと言える。
このパフォーマンスを削ぐものこそがノイズである。より詳しくは次項で述べる。
関連用語: パフォーマンスとノイズ
本来のパフォーマンス(Essential Performance)または単にパフォーマンス(Performance)とは力の発揮具合を指す言葉であり、以下 3 つのパラメーターから構成される。
Performance = Capacity x Condition x Concentration
- パフォーマンス(Performance)
- 地力(Capacity)
- 調子(Condition)
- 集中力(Concentration)
パフォーマンスを十分に発揮できない時は、発揮を削いでいる要因が働いている。この要因をノイズ(Noise)という。ノイズは各因子ごとに異なり、それぞれ地力ノイズ、調子ノイズ、集中ノイズがある。
地力ノイズ
能力ノイズとは自身の地力(根本的な体力や脳力)では扱えない、あるいは扱いづらいような事象を引き起こすノイズ。
例:
- 情報ノイズ
- インプット過多で脳が疲労する
- 注意資源の無駄遣いとも言え、疲労しすぎると何事にも手がつかなくなる
- 例: スマホ等で何時間も SNS やネットサーフィンをする
- 選択ノイズ
- 主に所有物の多さにより選択肢が肥大化する
- 選択・判断に手間がかかる
- 消耗していることを自覚していないことも多く、いわゆる断捨離やミニマリズムで削減するのが通例
- 運動ノイズ
- 物理的な運動が伴うせいで身体的に疲労する
- 疲労、緊張、興奮、発汗などが生じて仕事や思考に集中しづらくなる
- 例: 通勤で 10F 分の階段を上がる
- 低地力ノイズ
- 地力が引きすぎるせいで非効率や不利益を被る
- 例: 運動不足、無知
調子ノイズ
調子ノイズとは自身の身体的精神的不調を引き起こすノイズ。
例:
- 負傷ノイズ
- 外傷内傷問わず身体的な負傷全般
- 程度次第だがパフォーミングすらままならなくなることも多い
- 例: 事故による怪我、過度な緊張による嘔吐、過食による吐き気、
集中ノイズ
集中ノイズとは集中を乱すノイズ。
- 割り込みノイズ
- 割り込み全般
- 例: インターホン、電話の着信、メール通知、上司「ちょっといいか?」
- 脱線ノイズ
- 脱線全般
- 例: ~~について調査中 → いつの間にかネットサーフィンしてた
- 寿命ノイズ
- 常用している物品が故障したり備蓄している物品が切れたりする
- こまめなメンテや補充で備えることで対処可
- 例: タイヤがパンクした、スマホのバッテリーが切れた、電池のストックが無い
- 不便ノイズ
- 不便なこと全般
- 例: 通信が遅い、スーパーが遠い、タイピングが遅い
ノイズを減らすための一般論
- 発生源の対処
- ノイズの発生源には近寄らない
- ノイズの発生源から離れる
- ノイズの発生源に働きかけて発生を軽減させる
- システム化
- 自分の頭や意識だけでは限界がある
- ツール、システム、方法論などは積極的に取り入れる
- ミニマイズ
- 断捨離やミニマリズムなどを用いて、本当に重要なもの以外はバッサリ手放す
- もの = モノ、人間関係、情報、仕事や趣味 etc…
- 健康の担保
- 規則正しい生活習慣、食生活を心がける
- 日常生活に運動を取り入れる
[app.2/4] 欲張らない
フラットであるためには谷(マイナス)だけでなく山(プラス)も減らす必要がある。
ここで「仮に谷が無く、山ばかりの人生があるとしたら、それが良いのでは」と思われるかもしれないが、そうはいかない。というのも、山ばかり歩いていると、そこが自分の基準となってしまい、その山を維持することでしか立ち行かなくなってしまうからである。これを水準の底上げという
底上げされた水準のもとで、山を歩き続けることはしんどい。たとえば一度年収十億円の生活を手にした者は、その後年収一億円の生活では満足できなくなってしまう。十億円に底上げされた水準に慣れきってしまうのだ。
フラティズムではこの水準の底上げを未然に防ぐために、最初から高望みをしないことを考える。これを DG - Decrease Greed という。
DG のポイント
★原則いくつか挙げる感じか 臨時報酬で散財しない 手近な類似品で満たす(エベレスト登頂は難しいが近所の500mの山なら上がれる) 完璧主義を捨てる、プライドを捨てる、未来どうなるかわからんからある程度は割り切る ← この辺上手いことまとめたい 情報を知りすぎない、調べすぎない、ネットサーフィンしすぎない ← この辺まとめる、ISとも相反するけど……
[app.3/4] 選択肢を増やす
★要するに平坦な地形が多数存在することを知る必要がある。 生き方、趣味、パラダイム、ハック……。7習慣で言えば第二領域。 増やすには勉強するしかない。ネットや本が一番楽。対人はおすすめしない(知る過程でフラットが崩れる)。
[app.4/4] 自分の嗜好、志向、指向を知る
★嗜好は好み、志向は譲れない意志や価値観、指向は自分の仕様。 嗜好:変えることができる。フラットでないものが好みなら離れるよう努力する。 志向:変えるにはフラットから逸れるので実質変えられない。受け入れるしかない。開き直るとも言える。志向にゆるく向かっていける平坦道がベスト。 指向:変えられない。性的指向など。
●misc
2019/03/30 ふとひらめいた「自由」視点
やりたいときに、やりたいことをやりたいだけやれる。 手に届くやりたいことを死守する。 やりたいことがなければ成立しない。 やりたいことが非現実的でも成立しない。
必要なこと 基礎体力:やりたいことを探し、追求するための生活的余裕(金銭時間精神体調) やりたいこと(want can のバランス。want でかくてでも cannot ならダメ。can でも want not ならだめ) やりたくないこと(cannot と want not は絶対に割ける。勝負すら避けるために)
コアとなる概念 基礎体力は既存に頼りまくれ。本、ネット、人。人は真理知ってることもあるけど引き出すのがむずい(大体無自覚。普通の人はそこまで自己分析や文章表現に優れてない) やりたくないことは自分の思いを。常識とかそういうのいいから。恋人友達要らないならそれもあり。本読まないならそれもあり。パソコン持たないならそれもあり。消費しかしない(ものづくりがイヤ)ならそれもあり。働きたくないならそれもあり。/やりたくないことを続けると死ぬ。絶対に逃げる。迂闊に手に入る可能性のあることをしない(結婚や子供は好例。一度手にしたら逃げられないor逃げるの大変) やりたいことは二つのアプロチ。一、自分が自然にやってること(私の場合だと過程や言語化して蓄積するのが好き一日一万文字は何か書いてる)から拡張する。一、何かを見てインスパイア受ける。端的なのはマンガアニメドラマなど絵で訴えるもの(わかりやすい)。