自己啓発書は一種の踏み絵なのかもしれない
具体マンと抽象マン
- 人には具体マン(具体的に行動して成果出すのが得意な人)と抽象マン(概念や仕組みを考えたり提案したりするのが得意な人)がいる
- ストレングスファインダーでは戦略的思考力と実行力に対応
- 自己啓発書は抽象的な読み物
- 抽象マン「良いこと書いてる」「刺激受ける」「インプットになる」
- 具体マン「役に立つことが書いてない」「ゴミ」
会社では
- 会社では具体マンがデフォ
- 抽象マンは役立たずとされる&評価されない
- 職位
- 平社員、係長、課長……具体マン
- 部長+ …… 抽象マン
- 上の人は抽象マンであること、下の人は具体マンであることが求められる
- 現時点での弊害
- 1 上にいる抽象マンがへぼいこと
- 2 下にいる抽象マンが生かされていないこと
全パターン
- 上にいる抽象マン
- デフォ
- へぼいことが多い
- (へぼい理由) 具体マンがそのまま成り上がっているだけであり抽象マンとしての適性や経験がないから
- 上にいる具体マン
- レアい
- やることや付き合いが多いし、年取ってて地力落ちてるしで、具体マンとして動くのには無理がある(一般的に若手と老人とでは若手に分がある)(頭脳活動ならその限りではないが会社が頭脳活動的仕事をしているケースは稀)
- 下にいる抽象マン
- レアい
- ネット上にはゴロゴロいるが絶対数で見れば少ない、そして上手い抽象マンとしてネットで結果出して既にフリーになっている(会社に居続けているのは結果出せてない人)
- 会社では役立たずの烙印。抽象マンとして生かしてもらえる舞台や機会はない
- 下にいる具体マン
- デフォ
もったいないところとその改善
- 下にいる抽象マンを活かせてないのがもったいない
- どうすべき? → 下にいる抽象マンに舞台や機会を与える
- 例
- 部署や部門の業務効率・生産性・ルール・プロセス改善を総括する専任者
- 全社員に実用的または刺激的な知識、TIPS、アイデアやツールなどを提供する社内の「仕事術エヴァンジェリスト」
- 平社員であっても部長並の権限や裁量を与える
- 例: Slack を導入したい場合
- Slack 導入について部長らにプレゼン(そのための根回しや資料作り含む)
- いいから言われたとおりにやらせる(金も出す)
- 優れた「下にいる抽象マン」についていける者はいないので、管理監督しても足を引っ張るだけ、邪魔なので要らない
- 無論一人だと偏りや不正が生まれる余地はあるので、レビュー・チェックのプロセスは入れても良い、でも邪魔はしない
- 例: Slack を導入したい場合
- 成果出たらオッケー、出なかったら反省
- 例
一人の「下にいる抽象マン」として思うこと
- 行動しないとわからないことがある&上は詳しくない → いいから任せて行動させてほしい
- 行動前に常に「具体的で魅力的なプレゼンをしなければならない」というのは馬鹿げてる
- プログラミングやビジネスで完璧な設計書や企画書をつくれといっているようなもの
- ある程度妥当性や可能性があれば、とりあえずゴー出して行動してみるべき
- アジャイルや PoC など、とりあえず動かしてみる系のやり方はもはや当たり前になってる
- 上の時間取らないよう短時間や短分量でしなきゃいけないのも馬鹿げてる
- 抽象マンが出す「会社に役立つ提案」は、本質的に複雑
- ちゃんと伝わるように書いたら分量はエグくなる
- 例: 「メールよりもSlackを使うべき」 ← これをちゃんと書いたらどれだけの分量になるのかって話
- 一方で上は忙しさやプライド(俺は立場が上だ。下の君達とは時間の価値が違う)などにより、下が出す提案を軽視する
- 例
- 10行超えたら読まないよ
- 5 分でプレゼンして
- 例
- とはいうものの、下にいる抽象マンの言うことを何でも聞けばいいかというとそうでもない
- コンプラに触れることはダメ
- 金かかりすぎることもダメ
- 誰に何と言われようと部門では出せない金額を要求する
- その気になればまあ出せる金額を要求する
- 現実的な落とし所
- a) 既に外で流行っているもの を取り入れる
- 例: Slack は好例
- 既に外では使われている ← これが妥当性や可能性をある程度示してる
- b) あまり金がかからないもの に留める
- 例: Slack はそんなに高くない
- スタンダードは 一人 850 円
- 100人の部門だと 8.5 万。出せるでしょ
- これが 85 万、850 万とかになると厳しいだろうが(組織の規模と予算状況にもよるが)
- c) a と b を満たしたものなら、上は「下にいる抽象マン」に一任する
- あまり金がかからず、外で示されているもの ← 断る理由がない
- どうせ上(にいる具体マン)はそれの有用性がわからないんだから、その説明や理解に時間費やすのはもったいない
- むしろこれをすれば本来 8.5 万で導入できてたことに、8.5 万以上の工数をかけてしまう
- a) 既に外で流行っているもの を取り入れる
だいぶ話逸れてきて 毎日楽して楽しく定時退社したい ← たったこれだけのことができない これのテイストになってきてる。一度寝た後なのだが、僕という「下にいる抽象マン」は、よほど今が不満らしい