画面の大きさと枚数は、仕事の生産性や快適性に絡みます。
しかし、大きな画面や複数枚のディスプレイを用意できるとは限りません。
幸いにも、擬似的に画面をn枚に増やせる機能が Windows にも Mac にもあります。 ※本記事はWindows11を対象にします。
仮想デスクトップという機能です。
これは画面一覧から切り替えようとしているところ。
今、皆さんがパソコンで見ている画面には一枚のデスクトップが表示されているはずです。壁紙があって、アイコンが並んでいて、タスクバーが(人によりますがたぶん)下にあるでしょう。
この単位を「画面」として、この「画面」を擬似的にn枚に増やせるのが仮想デスクトップです。
たとえば画面1ではExcelを開き、画面2ではブラウザを開き、画面3ではゲームを開く、みたいなことができます。
Excelでの作業に集中したいときは画面1を開きます。このとき、ブラウザやゲームは(タスクバーにも)表示されないので、Excelに集中できます。
調べ物をしたくなったら画面2でブラウザを使えばいいですし、ゲームをしたくなったら画面3に切り替えればいいです。また、調べ物しながらExcelを使いたいなら、ブラウザを画面1に入れればいいでしょう。融通も利きます。
次のとおりです。
逆にデメリットもあります。
物理的なディスプレイを複数枚並べたり、大きなディスプレイを使うよりはやはり不便です。切り替える度に一覧画面からの選択(クリック)やショートカットキーの押下が必要だからです。
マウス派とキーボード派、どちらにも対応しています。
タスクビューを使います。 ※以下、タスクバーが下に配置されている前提で解説します。
これは画面の一覧を表示するボタンです。 有効にすると、以下のように左下のWindowsボタンの横に表示されます。
隣にある白と黒が重なったやつ。
有効にする方法は、以下のように「設定」からオンにします。
設定 > 個人用設定 > タスクバー、からたどり着けると思います。
タスクビューをオンにする。
まずは操作を理解しましょう。以下の操作があります。
次にショートカットキーです。
基本的には、太字部分の2つの操作があれば物足ります。
残る下2つの操作は、画面を増やしたり消したりする機会が多い人には役立つかもしれません。
一応、Microsoft公式の解説記事もあります。
https://www.microsoft.com/ja-jp/biz/smb/column-shortcuts-using-windows-key
以降では実践的なトピックを扱います。
画面が多すぎてもかえって混乱するので、まずは2枚で試すと良いでしょう。
パソコン上で行う作業を二分して、それぞれに画面をあてるのが良いです。たとえば、
別の分け方として、仕事や作業単位で分けることもできます。
画面が3枚あると、分け方にも融通が出てきます。
扱うアプリの性質ごとに分けると、自然に上手くいくことが多いと思います。たとえば、
また、3画面あると、画面の並べ方にもバリエーションが出てきます。
以下はどれも違うものです。
特にショートカットキーで隣の画面を行き来する場合、隣に何があるか次第で作業効率や快適性が変わってきます。
上記でいうと、パターン2は真ん中に作業エリアを置いていて、左右に行き来できるようにしていますね。
この感覚は本当によって違ってくるので、ご自身に合った並べ方を模索してください。パターン1が良い人もいれば、パターン3が良い人もいます。パターン2は馴染むけど、パターン3にした途端混乱するようになったし中々慣れない……なんてこともあります。
自分にとって親しみやすい並べ方があるので、それを探り当てられるとグッドです。ありつけない人はドンマイですね。
2枚のときは仕事を二分したり、作業単位でまとめていました。 3枚のときはアプリ単位で束ねていました。
4枚になると、かなり枚数が多いので、かなりの融通が利きます。 上記の両方を取り入れることができます。
その分、画面の把握や切り替えが煩雑になるので注意してください。2枚や3枚でやってみて、どうしても足りないという場合に手を出すのが良いでしょう。迂闊に手を出しても、持て余すだけです。
ここまで画面の枚数を固定する前提でしたが、固定しない運用もあります。
思いついたときに画面を増やしたり、要らない画面が目についたら消したりします。このやり方が性に合っている人もいると思います。
ポイントは画面の一覧を使わずに素早く増やしたり消したりできるか、つまりショートカットキーを使いこなせるかどうかです。
素早く操作できないと、軽々しく増やしたり減らしたりするための腰が上がりにくくなります。この運用がしたいなら、まずはショートカットキーを身につけてください。0.x 秒レベルでホイホイとこなせるくらいを目指したいです。そして、画面の一覧に頼らずとも管理できるようになってください。
※もちろん個人差があります。画面の一覧を使って、この運用を行うことも(定着はしづらいとは思いますが一応)可能です。
仮想デスクトップを使い始めると、何やら履歴が表示されている部分が目に付くと思います。
これはノイジーだと思いますので、気になる人は非表示にしましょう。また、気にならない方も、特にこだわりがなければ非表示にすることをおすすめします。気が散る要因になるからです。
手順は以下のとおりです。
Windows11ではこんな設定画面のはず。
Windows10の場合、またアクティビティそのものについて知りたい人は、以下記事などを参照してください。
https://www.ask-mswin.com/news-180514/
https://support.vaio.com/beginner/windows10/windows10-05.html
たとえばブラウザは画面2に入れる、Excelは画面1に入れる、といったように同じアプリを同じ画面に入れようとするのはあるあるですが、実はその必要はありません。
●●用のExcelを画面1に、▲▲用のExcelを画面2に入れる、といったように分けても問題ないのです。
※ただしアプリによって、別画面に分かれていると問題が起きることもあります。基本的には問題無いはずなので、まずは試してみて、ダメならやめるくらいで良いでしょう。
この固定観念はハマリがちなので、一度疑ってみてください。
特に仮想デスクトップは、どこに何を置くかを遠慮なく最適化していかないと中々馴染みません。こういうところの差で馴染むか馴染まないかが分かれたりします。
好みがわかれますが、必ずしもどの画面に何があるかを覚えておく必要はありません。というのも、画面の切り替えでテキトーにザクザク漁ってその場で思い出せばいいからです。
感覚的には、3枚以内の場合は、タスクビューでマウスで切り替えるよりも、ショートカットキーで左右を行き来して「あ、あった」と思い出す方が早いです。
良い仮想デスクトップライフをお過ごしください!