workhack2.0

SlackやTeamsをそのまま使っただけの分報では、見に行くのがだるいという問題があります。チャンネル数や投稿量が多くなってくると、物理的に追いきれなくなります。

この問題を何とかするためには、追加の仕組みをつくりこむなり専用製品を使うなりする必要があります。

参考までに本記事で使っている(各案の)イメージ図の俯瞰を置いておきます。

本記事でご紹介する各案のイメージ図、その俯瞰。

1: 購読型にする

概要

X(Twitter)の同じように、社員(の分報)を購読し、表示は自分のタイムライン上で時系列に行います。

購読したものを、自分のタイムライン上で表示。

メリデメ

事例

ありません。

実現する

ビジネスチャットの延長でやりたいので、APIを用いて購読の仕組みをつくる必要があります。

ここで「社内SNSサービスを使った方がいいのか」「社内X(Twitter)を実現した方がいいのではないか」などと思いがちですが、目的が違います。分報とSNSは違います

使い慣れたビジネスチャットで分報をしているのであり、これの見に行くのだるい問題を解消したいのですから、同様にビジネスチャット上でシームレスにやるべきです

具体的な実現方法としては、以下が必要です。

Bot どころではない、本格的な仕組みになります。

2: 俯瞰型にする

概要

複数人の分報チャンネルの「最新の投稿」をまとめて表示します。

最新の投稿を一箇所に集める仕組みと、そのビューをつくる。

メリデメ

一見すると、本記事の目的(見に行くのだるいのを軽減する)とは無関係に思えますが、そうでもありません。

プレゼンスを感じることで「見に行ってみようか」という気になります。見に行く腰を上げる効果があるという意味で、目的には叶っています。

事例

サイボウズの製品 kintone で実現できるようです。

出典: https://hybridwork.cybozu.co.jp/articles/times-lp/

実現する

同上、kintone は一つの選択肢です。

お使いのビジネスチャット上で行う場合は、1: の購読型と同様、APIを用いて情報取得を行う形となります。ただし、専用のビューを一つつくるだけでいいので、購読型よりは手間はかからないでしょう。

しかしながら、チャット上でこのような俯瞰画面をつくることはできないので、別のページなりアプリなりに飛ぶことは避けられません(シームレスを満たせません)。

3: 共同分報にする

概要

同時編集可能なページをつくり、そこに皆が集まって、各自のエリアを設けて分報を書きます。

ページは「2024/10/11ページ」「2024/10/12ページ」など日ごとに変えます。

分報というとわかりづらいですが、要は共同日記です。

一つページをつくって、皆で集まって、自分のエリアをつくってそこに書く。

メリデメ

事例

CosenseというWikiサービスがあります。

https://scrapbox.io/

これのコミュニティの一つである「井戸端」にて、(仕事として書く分報ではないですが)共同日記が使われています。

https://scrapbox.io/villagepump/

実現する

同時編集可能なWikiやノートツールであれば可能です。

最もおすすめなのはCosenseです。Cosenseは複数人編集によるコラボレーションを重視したWikiで、現時点で、この手のツールでは頭一つ飛び抜けていると思います。

しかし、このCosenseであっても(操作の自由度が高すぎて)メンバーの主体性が求められるため、啓蒙には苦戦するでしょう。

共同分報(あるいは一般化して共同日記)に特化した新しい製品があれば、たぶん流行ると思います。

4: Draft and Submitにする

概要

X(Twitter)でいう鍵アカウントのような「自分だけのエリア」にまずは投稿し、それらを必要に応じて「公開用のエリア」に放り込むというものです。

手元で下書きする。下書きしたものを適宜公開側に投げる。

まずは自分用の下書きなので書きやすいです。

次に、必要なものを必要なところに投げるというモデルであり、複数箇所に投げることもできるので、共有もしやすいです。

最後に、読み手として公開エリアが話題ごとに分かれているので、必要な情報をキャッチアップしやすいです。

メリデメ

事例

ありません。

実現する

全く新しい概念であるため、(自製の手間はもちろん、そもそもどうつくるかという設計のレベルでも)かんたんには行かないでしょう。

一案を書きます。