workhack2.0

1on1ミーティングというと社内をイメージしますが、社外の人と行うこともできます。あまり開拓されていないので、先手を打てると強いでしょう。

本記事の対象読者として以下を想定します。

事例は3つに分類できる

現在のところ、社外1on1の事例は「サービス」の形で提供されています。利用者はサービスを受ける立場となります。

この前提で、利用者の立場が3つほどあります。

事例

https://www.yell4u.jp/

https://www.j-feel.jp/program/3y_cagn_er3/

VTuber 1on1 FAN Meeting『推しと対戦よろしくお願いします。 #推し対』

https://note.com/tsugu_terufox/n/nb98bb947727a

軽く事例を見たところで、以降からは理論の話に入ります。

External 1on1

社外1on1のことをExternal 1on1と呼びます。

対して、従来の 1on1 をInternal 1on1と呼びます。つまり 1on1 には Internal と External があるということです。Internal しかない、というのは過去の話です。

さて、このExternal 1on1ですが、Internal 1on1とは色々と性質が異なります。同じ1on1のカテゴリではあれど、中身は全くの別物と考えるくらいが良いでしょう。

3F改め4F

事例の部分で As a が 3 つほどあると説明しましたが、もう一つあります。再載を含めて、改めてまとめます。

External 1on1のメリット

As a xxxx を明示せず、雑多に書きます。

External 1on1のマトリックス

External 1on1は、1on1のときに何を明かすかという観点で、4つのパターンに分かれます。

所属とビデオの有無で分ける。

1: Formal External

所属も明かすし、ビデオもオンにするパターンです。

As a funやAs a fellowの場合、事実上このパターンが必須となると思います。所属とビデオを両方明かさないとサービスにならないからです。

事例はまだまだ乏しいですが、他にも多数考えられるはずです。たとえば、

など。

ともすると1on1というより、ただのマンツーマンサービスとなってしまいますが、1on1という言葉のパワーはまだ落ちていません。ビジネスにせよ、組織的な取り組みにせよ、動くなら早い方がいいでしょう。

As a federationの場合、両社が正式に認めることで成立します。よくあるツッコミが「機密情報や競合や利益相反の問題でそんなことできるわけがない」ですが、まさにそのとおりで、1on1として話せる話題をどうするかが争点です。ここは二択で、ガッチガチに調整をして業務的・専門的な話を扱うか、それらを廃して一般的な話にとどめるか、です。

盲点なのが仕事術(仕事のやり方と考え方)の話だったりします。これは会社によって意外と全く違っていて面白いため、ぜひ話題の一つとして取り入れることをおすすめします。

2: Casual External

所属は明かさないが、ビデオはオンにするパターンです。

エール株式会社のサポーターの事例がこれにあたります。サポーター各々は(エールとは別の)会社員ですが、身元は明かしません。あくまでもエールのサポーターという顔で、利用者と1on1を行います。

このパターンは、所属というクリティカルな部分を明かさず、しかにビデオはオンにするので、1on1らしい非言語的なコミュニケーションが可能です。カジュアルな対話もできます。

3: Official External

所属は明かすが、ビデオはオフにするパターンです。

音声1on1、またはText 1on1(本記事では取り上げません)を行うことになります。

このパターンの事例は現在無いと思います。

アイデアの一つとしては、転職サイトへの搭載です。

A社に応募したい人は、A社の現役社員から話を聞きたいと思います。多少のお金も出せるでしょう。

この「現役社員の話を聞く」を Official External として行うのです。つまり、話を聞きたい人から見ると「顔は見えないが、A社の現役社員と喋れる」となります。

会社側は、必要なら社員側の名前を仮名にしても良いですし、声もボイスチェンジャーで変えてもいいでしょう。つまり社員をリスクに晒さず、しかし現役社員として対応できるわけです。

たいていの会社は、このような1on1は行いたがらないでしょうが、逆に、これを行う会社は健全な会社と言えます。その上、志望者からの濃い話も聞けますし、お金も取れます。

4: Light External

所属も明かさないし、ビデオもオフにするパターンです。

このパターンも、事例としてはまだ無いと思います。

あるとすれば、特定の条件を満たした会社員のみを揃えた、クローズドなExternal 1on1サービスとなるでしょう。

しかし、Formal Externalの項でも述べたとおり、機密情報などの問題があって、そもそも迂闊に1on1できません。ここをどうクリアするかがポイントですが、これもすでに述べたとおり、ガッチガチに調整するか、一般的な話に留めるか、です。

おそらく多種多様な会社の社員が集まるでしょうから、調整は難しいと思います。いっそのこと、一切身元を明かさないで、かつ、1on1の内容は(クローズドの中では)公開される、のようなあり方――つまりはSNSなあり方が良いかもしれません。

あるいは1on1ではなく、1on1 with 1 など3人以上にした方がガバナンスを利かせられるかもしれません。当サイトでも似たものを以前紹介しています。

観察者つき1on1

と、このように、検討の余地はかなりあると感じます。

おわりに

External 1on1の概要、4F、メリット、そしてマトリックスをお伝えしました。

参考になりましたら幸いです。