従来は人間を相手に、配慮しながら聞いたり話したりしていました。AI相手だとその必要がなく、好きなだけ書かせたり書かせたものを読んだりできます。
これをARAW(Any Read, Any Write)と呼びます。いつでも、いくらでも書いてもらえるし読めるということです。
頭の中にとどまっている情報は多いはずです。「今記録として存在している情報」だけでは、AIに与えるには不十分でしょう。AI(生成AI)は未来予知ができる神ではなく、与えられた情報の次を統計的に推測する数学的アルゴリズムでしかないからです。
統計は十分なデータが無いと機能しませんが、生成AIも同様です。だからこそ情報を意識的に出していく、出しておくという発想に切り替え、日頃からそうしていく必要があります。
手作業で情報を出していくのはたいへんです。可能なら自動で出すか、ソフトウェアなど道具を使っている過程で自然と貯まるのが良いです。
たとえばチャットでやるとしたら、以下が考えられます。
以下は機密情報とそれ以外を分離しておくことで、共有したい情報に機密情報が含まれるのを防ぐ――含まれないから共有しやすくなることを述べた記事です。
同様に、私たちは他人や部外者には教えたくない「センシティブな情報」を抱えています。普段は意識していないため、情報≒センシティブも含んでいるかもしれない、となってしまい(AI相手も含めて)共有の心理的ハードルが上がります。
この問題を解消するには、センシティブな情報なるものを常に意識して、日頃から使い分けねばなりません。人間関係においても、ごく一部の親しい人以外には言わないことなどを上手く使い分けていると思いますが、同じです。