打刻とは出退勤や休憩の開始・終了を記録することです。古典的にはタイムカード、現代的には勤怠管理システムが使われています。
打刻は引き続き重要です。法律によって一部の健康管理が義務化されているので、フルフレックスや裁量労働制のような柔軟な働き方でも欠かせません。要は、いつ勤務や休憩を開始・終了したかという記録が必要なのです。
また実態をDeep Researchに調べてもらったところ、記録の管理が甘い会社は搾取の傾向があるようです。特に裁量労働制は定額働かせ放題ともいわれます。
とはいえ打刻するのは面倒ですよね。うまいやり方はないでしょうか……というわけで、4つほどアプローチを紹介します。
古典的なアプローチで、物理的な道具や仕組みを使います。自分から行動する(アクティブ)ものです。
自動で記録するツールを使うので、自分から行動する必要はありません。何らかの行動をしたら記録が開始・終了する、という意味で反応的(リアクティブ)です。たとえば会社PCにログインした=ツールも記録開始=勤務開始、とみなすなど。
新しい打刻方法なので少し解説します。
回顧的(レトロスペクティブ, Retrospective)という意味であり、あとで振り返ってどうだったかを申告します。
たとえば毎日、その日の終わりに「今日の勤務状況はどうだったか」を申告します。申告は「1時間単位」で、以下のいずれかを選びます。
なので、たとえば8時台はW、9時台もW、10時台はH、11時台はW、12時台はH……のような申告になります。
これは例であり、やり方にはバリエーションがあります。特に以下のとおりです。
このアプローチも新しいので少し解説します。
リマインド的(Remindive, リマインティブ)という意味です。 ※おそらく造語です。
予定の直前になってお知らせしてくれる「リマインダー」がありますが、このアプローチは言わば「直近の勤務状況を申告しなさい」という予定を思い出させるようなものです。
別の言い方をすると、先述のレトロスペクティブにリマインドの機能をつけたものです。
ですので、リマインディブを使うと、たとえば2時間ごとに「どうだった?」とシステムが聞いてくるようなイメージです。ダイアログにはスライダーが表示されていて、勤務 : 休憩の配分を調整します。
あくまでイメージ。どう記入してもらうかの UI のやりようは色々あります。
勤務してない時間帯はリマインドが溜まりますので、各リマインドには回答可能時間を設けるといいでしょう。
たとえば 10 分以内に回答する、などです。この時間を超えても回答がなかった場合は「勤務してない」に倒します。
さらに、これ以上溜まったらリマインド自体を消すという機能もあるといいでしょう。たとえば10時間以上回答がなければ消す、など。ここまでやると「勤務してない時間帯に来たリマインドは勝手に消える」となるため、運用可能になります。
リマインドの間隔や頻度は各自がカスタマイズできた方がいいでしょう。新しいアプローチなのでまだ事例はありません。
新しい打刻のアプローチとしてレトロスペクティブとリマインディブを紹介しました。
従来のアクティブは「モードベース」と言えます。ワークとライフがしっかりと分かれており、ワークを始めたときに開始、終わったときに終了する、とメリハリがはっきりしているからです。
また、リアクティブは「客観ベース」と言えます。ツールを使って記録しているからですね。
そして今回紹介したレトロスペクティブとリマインディブは「主観ベース」です。自ら振り返って申告するため、主観的です。つまり本記事では主観的な打刻を提案したのです。