パターン:QWINCS
サマリー
- テキストコミュニケーションツールとして QWINCS が存在するため、上手く使い分ける
====
背景とアプローチ
- ASD 部下とのコミュニケーションには、テキストコミュニケーションが良い
- テキストコミュニケーションを行うには何らかのツールが必要である
- しかしこれらツールに関する啓蒙は進んでいない
アプローチ詳細
- QWINCS とは以下の略
- Q&A。Yahoo! 知恵袋や Stack Overflow のような Q&A のツール
- Wiki。ウィキ。Wikipedia が有名。古いツールは複数人で使うには苦しいが、Cosense をはじめ近年であれば対応している
- Issues。GitHub Issues などチケット型タスク管理ツール。元はタスク管理だが、汎用的なコミュニケーションを行えるポテンシャルがある(1-チケット 1-話題で運用する)
- Note。共同編集ノートのこと。Googleドキュメントや Microsoft Word Online など文書作成系もあれば、Notion などカジュアルなものもある
- Chat。Slack や Teams などビジネスチャット。LINE のようなものは含まず、ワークスペースやチャンネルやスレッドといった分類の機能を持つもの
- Sticky board。Miro や Postalk など付箋ツール。
- コミュニケーションツール≒ビジネスチャット、の認識が根強いが、QWINCS のうち C しか網羅していない
- QWINCS のどれをどのように使うかは、設計が必要
- Q&A については現状無難なツールがない
- なので他のツールを使って、Q&Aフォーマットで使ってもらうのが良い。つまり Q&A の概念(Questionに対してAnswerを集め、質問者がベストを選ぶ)を他のツールで実現するのが良い
- 🐰ツールへの投資は必要不可欠です
- ここで投資とは全社員が自由に使えるレベルです。一番わかりやすいのは Chat で、おそらく Teams や Slack は全社的に導入されていて全社員誰でも使えるはずですが、これを QWINCS の他のツールについてもやります。全社が理想ですが、まずはチーム内や部門内でも構いません
- これは事実上「全員が使えるツールを腹くくって導入する」と同義であり、経営者(あるいはチーム内や部門内であるならマネージャーであるあなた)の仕事です。DX の文脈でも指摘されていますが(*1)、デジタルツールが使える状態がスタートラインなのです
参考