ABCing
知的生産テクニックの一つで、順列的な📝イニシャライズを仮置きして、そこに当てはまる形で肉付けしていくこと。
読み方は「エビシング」。
例
- 伝達のABCDE段階
- 開発時の詳しい背景は覚えていないが、たしかDeskやCalendarやBookshelfがあった時点で「ABCDにできる」「4つだと少ない、たぶんABCDEくらいがバランス良い」「Gまで行って7個にするのは多すぎる」といったことを考え、つくっていったはず。おそらく「割り込み」を相当する部分をどう表現するかが肝で、直接声をかける → 耳に入れる → 耳(Ear) → Eを見つけたことが勝機となった

- リアクションセット
概要
- ベストエフォート原則に基づいたテクニックとして、枠をつくる → それを埋める、がある
- 典型的には、並べられそうな要素が2~3個ほど見つかった時点で頭によぎる
- 並びの長さは問わないが、3個以上で、多くとも7個まで
- 3個の例: ABC
- 5個の例: あいうえお
- 7個の例: ABCDEFG
- 三熟のようなものはABCingではない
- ABCingはあくまでもアルファベットやひらがな等、文字体系上の並びを指す
- 日本語圏を前提とするなら、事実上
A~Z、あ~ん、ア~ンのいずれかだろう。また、かなカナについて縦横がある(あいうえお or あかさたな)が、横の場合はあかさたなはまやらわだけ使える。これ以外は、おおよそ全員が知ってはいないマニアックな並びとなり、通じづらくなる
メリデメ
- メリット
- 概念の利用者としてはABC、あいうえお、あかさたななどの規則的な並びはわかりやすく覚えやすい
- 知的生産者としては、枠を埋めればいいだけなので着手しやすい
- デメリット
- 利用者としては、覚えやすいのは名前だけで中身とは紐づきにくい。つまり実は覚えにくい
- 実際そのとおりで、ABCingによってつくった概念はフレームワークの色を帯びます。つまり必要に応じて参照しながら使うもの、との性質を帯びやすくなります。これは「~~のABC」と名付けたときの「~~」の部分が抽象的になってしまうためです。むしろ具体的にするのが難しいからこそ、ABCingに逃げて並べることで妥協しているまであります

- 知的生産者としては:
- まず枠を埋めるだけでも相当難しい。多くの場合、自然と思いつくよりも困難を伴う
- 次に一度枠にとらわれてしまうと、それ以上の発散的思考がしづらくなる。枠の呪いにとらわれる
- こちらについては回避は可能で、単にABCingでつくった概念の利活用をやればいい。つまり一度枠にとらわれてつくったものを使って、次の知的生産をすれば良い