セクション(時間帯)については、すでに解説しましたが、
タスク管理におけるセクション(時間帯)を知っておくと、はかどる
個人にせよ、組織にせよ、セクションを上手く運用すると生活も仕事もはかどります。
その際、重要となるのが「セクションは与えられるもの」から「セクションは自分たちでつくるもの」へと発想を切り替えることです。
セクションをつくることをセクション・デザインと呼びます。
現時点では確認されていませんが、将来的にはこれを専任する役割も登場するでしょう。セクション・デザイナーなどと呼ばれると思います。
つくったセクションを整理したものを セクションウェア(Sectionware)と呼びます。
プログラマーはソフトウェアをつくりますが、 セクション・デザイナーはセクションウェアをつくります。
セクションウェアは以下を含みます。
単純な例として、「典型的な社会人の時間割」というセクションウェアを見ていきましょう。
まず名前は「典型的な社会人の時間割」です。
次にセクションとしては以下を含みます。3つありますね。
概要やコンセプトとしては、次のようになります。
対象者や非対象者は、以下のとおりです。
最後に適用日ですが、以下のとおりです。
上記の例を見ると、ただの言葉遊びに見えるかもしれませんが、違います。
セクションウェアは、働き方を変える議論を行う際の「共通言語」として使えます。
働き方の主な構成要素は時間帯です。その時間帯を、セクションウェアという形で明示的に捉えて、これを用いて議論を行うのです。プロトタイプという言葉がありますが、まさにプロトタイプの一種と言えます。
セクションウェアがあると、働き方を変える議論≒セクションを操作する議論になります。
上記の「典型的な社会人の時間割」にしても、ではどのセクションをどう変えるのかとか、どんなセクションを増やせばいいか、減らせばいいか、はたまた順番を変えればいいか、といった形で議論ができます。
最後に、セクションウェアをつくるためのヒントを雑多に紹介します。
どのようなセクションが存在するか、またつくれるかは、一から考えるよりも既存を知った方が早いです。
下記記事にて、いくつかの観点で取り上げています。
タスク管理におけるセクション(時間帯)を知っておくと、はかどる
「セクション」なるものの理解を深めてください。ある程度深めてから、つくりにいった方がつくりやすいはずです。
セクションは多層として扱った方が、融通が利くと思います。
たとえば「就業」というセクションは、大部分の人にとって避けられないものしょう。これは変えられない制約(必須セクション)として受け入れてしまいます。
その上で、その内部をどうデザインするかを考えれば良いです。たとえば「午前」「昼休憩」「午後」とする「典型的な社会人の時間割」はすでに述べたとおりです。
この「午前」セクションも、さらに内部はデザインできます。たとえば
このようにデザインすれば、メリハリを持って過ごせるようになります。
上手くいかないなら、このセクションウェアをベースにして微調整すれば良いです。時間を伸ばしたり、減らしたり、要らないセクションを消したり、新しいセクションを増やしたり、あるいは並び替えたりするかもしれません。
よくある疑問が「予定との違いは?」ですが、違いはあります。
カレンダーなどで扱う予定は受動的ですが、セクションは自らが定める能動的なものです。
また、予定は「~~をするための時間」ですが、セクションは「~~をするための時間帯」であり、単位感が少し大きいです。
たとえば予定を扱うセクションウェアをつくるとしたら、次のようなものがつくれます。
「予定をこなす」セクションには複数の予定が入ります。