タスクは主にリストの形で書きますが、この「リスト」のようなものをデータ構造といいます。
スタッキュー(Staqueue)は、リストとは別のデータ構造であり、リストのように「全部見えているせいで気が散る」問題を軽減する力を持ちます。
スタッキュー(Staqueue)とは、タスクを溜めたり取り出したりするためのデータ構造の一つで、以下の特徴があります。
つまり、中身の見えない容器にタスクを入れておいて、一つずつ取り出して処理していくようなものです。
ナロイング(視界を狭めることで気が散るのを防ぐ)ができることです。
二つのデータ構造から取ってきています。
スタックとキューです。
スタックは、一つずつ積むような構造で、上から取り出します。後に置いたものが先に取り出されます。
キューは、待ち列と同じ構造で、一つずつ入れますが、先に入れたものから取り出します。
IT用語ではありますが、以下記事でも解説しています。
https://qiita.com/workhack20/items/2c200c120df8661b105c
スタッキューは、スタックの取り出し方(上から取り出す)だと融通がやや利かないので、底からも取り出す機能を追加したものです。底から、というのは、キューで言えば前から取り出すのと同じものであり、要はキューの取り出し方を追加したと言えます。
スタック + キュー、というわけでスタッキューと名付けました。
既存のツールは無いと思いますが、プログラムを書ける方であれば自力でつくれるでしょう。
以下はイメージです。
見えない容器にタスクを入れ、それを前 or 後から一つずつ取り出している。
1タスク1付箋で書いて、その中身を隠すようにして積んでいく―
という感じの運用をつくったら良いでしょう。以下に例を示します。
まずタスクは1タスク1付箋で書きます。
1タスク 1付箋
スタッキューは中身が見えない構造なので、以下のように隠すなどして実現します。
この例では、新しいタスクは下に入れます。次入れるのは矢印の部分ですね。
ナロイング(視界を狭める)の恩恵があります。中身が見えないので気が散りません。
タスクを消化したいときは、一つずつ取り出しましょう。
このとき、下(入れる側)から取り出すのか、上から取り出すのかを選ぶことができます。
下 or 上から取り出す。真ん中からは取り出さない。
スタックの場合、下から取り出すだけでしたが、スタッキューでは上からも取り出せるので、気分に応じて融通を利かせられます。
また、上から or 下からの二択なので、「どこから取り出そうかなぁ」などといたずらに悩むこともありません。
この点がスタッキューの強いところです。一択ほど融通が利かないわけではないが、選択肢が多すぎて悩ませることもない、という絶妙なバランスを確保しています。
しかしながら、アナログでスタッキューを行う場合は、自分自身で運用しないといけませんから、慣れるまで手間でしょう。
そういう意味では、デジタルでアプリとして提供した方が使いやすいと思います。
アナログでやるなら、以下のように工夫すればまだマシでしょう。
赤線で視覚的に「取り出していい部分」を記した。