マネージャーのスケジュールと現場のスケジュールは違います。
ゆえにお互い歩み寄るのは難しいですし、ともするとマネージャーが権力が強いので強行しがち(つまり現場が割りを食う)です。
この問題を軽減できる方法としてハイブリッドスケジュールがあります。
ハイブリッドスケジュールとは、マネージャーのスケジュールと現場のスケジュールを両方とも取り入れたあり方を指します。
マネージャーは時間枠が並んでいて、誰と打ち合わせするかという世界観で動いています。
現場はまとまった時間を使って仕事をします。
スケジュール観の違い。
マネージャーも、現場も、「まとまった時間」と「誰かと打ち合わせするための時間枠」の両方を取り入れます。
これは午前を現場側、午後をマネージャー側にした例。
図は単純化していますが、時間枠の長さは人によって違います。
Aさんは30分の枠を並べているかもしれないし、Bさんは1時間の枠を並べているかもしれません。AさんとBさんが打ち合わせする場合は、どちらかが他方に合わせるか、45分くらいの枠をつくるか、などするでしょう。
ハイブリッドスケジュールは1日ごとに組み立てます。
組み立て方のパターンとしては以下の4つがあります。
従来は、マネージャーは常に1を採用していました。また、現場は常に2を採用したいですが、そうはならず、マネージャーの1に巻き込まれていました。
この単純なあり方は、変えていいのです。全員が1や2を使ってもいいですし、もちろん3や4でバランスよくやる(ハイブリッドスケジュール)のも OK です。
ハイブリッドスケジュールとしては、3と4だけを使うことを推奨します。1は現場を軽視しすぎですし、2だと現場はありがたいですがマネージャーが苦しいでしょう。ちょうど良いバランスは、毎日両方を確保することです。
応用編として、コアタイムとフリータイムを導入すると、より使いやすくなるでしょう。
つまり現場のスケジュールはフリータイムで過ごし、マネージャーのスケジュールはコアタイムで過ごします。
この場合、午前と午後で分けるというよりは、「昼をまたいだ前後」と「その前」「その後」で分けることになるでしょう。かつ、前者がコアタイム、後者がフリータイムになります。
このとき、注意したいのですが、コアタイムが長すぎるとフリータイムが短くなってしまい、現場が欲しい「まとまった時間」が得られないことです。
1日8時間としたら、コアタイムは半分以下が望ましいです。可能なら2時間で済ませたいです。まとまった時間を前後で3時間ずつ取りたいからです。
コアタイムを2時間で済ますには、会議は相当高密度にしなければなりません。経営者レベルですと15分以内の会議も身近だと思いますが、そのレベルを全員が意識することになります。