アイデアや構想を練るために発想法や専用ツールを使いますが、その本質は 3 つで、発散と収束と蒸留です。
情報や思いつきを並べます。
ポイントは質よりも量であり、並べたことを眺めて、さらに思いついたこともどんどん足していきます。
仮に付箋で行う場合は、(個人でも)数百枚くらい行くことは当たり前です。ここまで届かない場合、かける時間が短すぎるか、頭の中のことを外に出す要領がないか、単にテーマに関する前提知識や思いが薄すぎるかのいずれかと思われます。
数百枚くらいは当たり前、は一つの目安になります。
頭の中に留めることは許しません。
とにかく外に出して並べます。頭の中だけで浮かべるのではなく、並べたものを見て思い出す・思いつくようにしたいのです。
というのも、頭の中だけでは限界があるからです。発想法はすべてを外に出して、隙なく整理して、そこから本質を導こうとします。よほどの天才でもなければ、頭の中だけではできません。外に出したものを膨らませていく、という「お世話」「育成」の営みが必要なのです。
可能なら「たぶん全部並べた」「もう頭の中は空っぽだ」と言えるくらいまでやりたいところです。
というのも、出しきらないと消化不良感が出て納得できなくなるからです。逆に、出し切ることができたら、結果がどうであれ「出し切ったから」と胸を張れます。出し切った時点で成功なのです。
この成功体験は重要です。発想法は非常に疲れる営みで、中々続かないので、やる気が高まる現象にはすがりたいですし、逆にやる気が下がることは潰していかねばなりません。
発散した情報を整理します。
個人で行う場合、発散しながら行っていくことができます。というより、発散ばかりしていると収拾がつかなくなりますし、整理しながらやるからこそ、さらに発散もしやすくなるので、基本的に収束も並行して行うべきです。
しかし、集団で行う場合は、誰かが収束を行うと、他人にはわからない or 納得できないといったことが起きます。ですので、集団時は、まず発散だけを行い、その後で収束を行います。収束時は合意を取りながら整理するか、代表者に任せて整理したものを皆でチェックするのが良いでしょう。
様々です。付箋で行っているとして、例を挙げます:
これも分かれます。
発散と収束の中で、「これだ!」という本質を導くことを蒸留と呼びます。
そもそも発想法の目的は蒸留です。
頭の中だけでは難しいから、わざわざ発散と収束を使います。逆を言えば、頭の中だけで蒸留ができるのなら不要です。
賛成派:
反対派:
発想法には蒸留以外の目的が設定・想定されることがあります。
発想法には仕事全般でも使える力があると思います。
というわけで、仕事術として仕上げてみました。自由な発想を基点とする、というわけでフリー仕事術と名付けています。