トラッカライズ(Trackerize)とは、リストを習慣トラッカー化することを指します。
習慣トラッカーとは、項目ごとに「1日1回どこかで実施したら」チェックを入れるというもので、ラジオ体操カードなどがわかりやすいです。日課リストと呼ぶこともできます。
つまりトラッカライズとは、何らかのリストを日課リスト化することとも言えます。
リストは何でもいいですが、ここでは書籍『人を動かす』からつくった、以下のリストを使います。
「人に好かれる六原則」のリスト
次にこれをトラッカライズします。
といっても、コピーして手元に持っておくだけです。デジタルでもアナログでも構いませんが、数秒以内に閲覧できるようにはしておきたいです。
また、加工もできるようにしたいです。というのも、今日できたものにはチェックをつけたいからです。
トラッカライズしたら、あとは運用するだけです。
といっても、適当な頻度で読み返したり意識したりしながら、できそうなことがあればやります。やったものはチェックをつけていきます。
以下はメモ帳を使ってトラッカライズしたもので、1と4にチェック(絵文字の✅)がついていますね。
メモ帳による例。
これだけです。
Ans: マイペースに行動につなげることができます。
原理的には習慣トラッカーをつくっているだけですが、ストイックに習慣として処理する必要なぞありません。しかし、トラッカーとして手元に持ってはいるので、目につきやすく、何もないよりは行動しやすいです。
別に「一度も行動できなかった……」でも構いませんし、一度でも何か行動できたことがあれば御の字です。あまり成果にはこだわらず、今日は何をトラッカライズして使おうかなーくらいの軽い気持ちで楽しんでください。それだけでも違います。
何もしないと一週間、一ヶ月経っても何も変わりませんが、トラッカライズしたトラッカーを日々眺めたり意識したりしていると、そのうち行動が生まれます。意識高い人からはいいかげんに見えるかもしれませんが、それでもいいのです。マイペースに楽しむことが大事です。
よくある議論をQ&A形式で整理します。
Ans: それがわかりやすくて良いですが、それ以外でも構いません。
たとえば出社前に一回、昼休憩中に一回と一日二回行うこともできます。自由です。
Ans: できます。
たとえば、ちょうど今日発見したので例にしますが、たーし|時間革命仕事術さんが取り上げているようなイラストをトラッカライズしても便利でしょう。
「今日は時間を有効活用したい!」とするなら、同氏の「時間泥棒20選」をトラッカライズして、
https://twitter.com/tashi2616/status/1861878161757073874
それを適当に読み返しつつ、意識しつつ、こなせたことがあるならチェックをつけます。20個が多いなら、半分消して10個にしたり、さらに絞って4個だけにしてみてもいいでしょう。
同氏に限らず、このようなイラスト形式のリスト(のような情報)は多いので、気に入ったものは保存してトラッカライズしましょう。書籍もおすすめです。
Ans: いいえ。
トラッカライズは、どちらかと言えば「今後心がけていきたいこと」をこなすために、あえてトラッカーをつくって意識する・読み返します。そうすればたぶん行動できる率が上がるよね、というものです。
習慣化というほど厳格で苦しいものではありません。
Ans: できなくはないです。
トラッカライズは、下記記事で述べているマトリックスで言えば、パターン4の「投資」に相当します。
生活リズムや習慣をチューニングする際に使える「リズムマトリックス」
「投資」は、「日課」や「習慣」よりもはるかに楽なものですが、ここから日課へ、さらに習慣へと引き上げていく必要があります。詳しくは上記記事を見てください。
ここでもかんたんに書いておくと、結局習慣という厳しい営みを避けることはできませんが、その前段として、まずはトラッカライズで雑に過ごすことで「行動できたという実績」をつくることはできます。実績ができたら、増やしていきます。そうして慣れとモチベーションを上げていって、日課や習慣に近づけていきます。それだけです。近道はありません。
日課の部分でつまづくなら、以下も参考にしてください。
Ans: 捨てて良いと思います。
記録や振り返りが好きな人は保存してもいいですが、保存その他管理に時間を使うのがもったいないので、問題なければ捨ててください。
Ans: どちらでも良いです。やりやすい方にしましょう。
一般的なメリデメを挙げておきます:
太字が意外と盲点で、トラッカライズしたいことには「他の人には見られたくないこと」も多いので、可能ならデジタルにするか、アナログでも人に見られないという安心感の確保はしっかり行いましょう。
※たとえば上述した「時間泥棒20選」は、職場では使いづらいと思います。周囲を時間泥棒扱いしていることがバレてしまいます。
Ans: 人次第、状況次第なので何とも言えませんが、一般論をまとめます。
まずリストとしては、主に以下があります。
さて、トラッカライズに適しているのはタスクと心がけです。やったかどうかがはっきりとわかるものが良いのです。逆に、メモやインプットは、どこまでやれば「やった」と言えるかが曖昧なので、やりづらいと思います。
また、チェックリストは、その特定の場面になったときに見る(見続ける)ものなので、雑に過ごしたいトラッカライズの用途では不向きです。