情報共有を促進したいなら、許可的よりも拒否的が良いでしょう。
持ち主が出したいものを出します。
英語ではSelective Sharingであり、その名のとおり「共有するものを選ぶ」ニュアンスです。
持ち主が出したくないものを出さない、とします。それ以外は勝手に共有されます。
英語ではRejective Sharingです。言葉だけではわかりづらいですが、共有したくないもの(拒否したいもの)を指定して、それは共有しないことを指します。もちろん、これだけでは何も共有されないので、裏を返して、拒否したもの以外は全部共有する、とします。
Ans: いつ、何の情報が、誰の役に立つかはわからないからです。
ですので情報共有は、なるべく出しておく方が良いのです。もちろん出しすぎると「多すぎて読みきれない」「ノイズが多くて邪魔」となりかねませんが、そこは仕組みを工夫してフィルタリングなり要約なりすれば済む話です。それこそ生成AIも使えます。
工夫次第でどうとでもできますが、3つほど紹介します。
作業動線とは「個人のパソコンのデスクトップ」など、普段使っている場所を指します。作業動線は通常、自分のみがアクセスするプライベートな場となっています。
これをパブリック(チーム全員が見れるなど)にします。
たとえば、クラウドストレージなどでパブリックなフォルダF1をつくって、そこをローカル側フォルダF2と同期して、普段の作業動線をF2にします。
こうすることで、
デスクトップは通常プライベートなものですが、これをパブリックな作業動線にして、かつチーム全員分集めたものをデスクトップ・シェアハウスと呼びます。
デスクトップ・シェアハウスをすると、クラウドストレージ上では以下のように見えます。
また、🐶さんのパソコンでは、たとえば以下のようになるでしょう。
Desktopフォルダは「🐶さんのデスクトップ」と同期されている。
Loungeフォルダは「ラウンジ」と同期されている。
つまりデスクトップ・シェアハウスをつくると、全員が全員のデスクトップを見ることができます。また、全員で共同で読み書きするために「ラウンジ」を使うこともできます。共同分報も彷彿とさせますね。
プライベートな作業動線を拒否的に共有するためには、以下のような仕組みが必要です。
これを自力で実現します。
一つ例を挙げます。
Cosense(旧称Scrapbox)の例ですが、まさにこの仕組みを行えるツールがあります。
https://github.com/blu3mo/Scrapbox-Duplicator
開発者向けの高度なツールですが、かんたんに解説します。
4 のマーク付けが少し違っているので、補足します。
拒否的な共有では「共有したくないものにマークをつける(それは共有されない」ですが、このツールでは「共有したいものにだけマークをつける」であり、許可的な共有です。おそらく安全に倒すための処置でしょう。
本当の意味で拒否的な共有がしたいのなら、共有したくないページには [private.icon] を書くのようにするべきでしょう。もちろん、このマークを付け忘れると共有されてしまうのでリスクはあります。