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声掛け、電話、メンションなど直接割り込みたいときがありますが、使いすぎるとノイジーです。使う機会を減らしていきたいところです。

メンションについては、すでに解説しました。

メンションを減らすために: 宣伝と通知と呼び出しを区別する

今回は「割り込み全般」を減らすための考え方を紹介します。

伝達のABCDE段階

何かを伝える際、直接割り込んで伝えたくなりますが、伝え方は他にもあります。

これを整理したのが伝達のABCDE段階です。情報をどこに置くか、という観点をわかりやすく整理したものです。

割り込みはEのみである

割り込みは、ABCDE段階で言えばEの段階です。最も強度の高い段階となります。

逆を言えば、E以前のA~Dの段階で済むものについては、割り込まずに済ませられるということです。つまり、

ということです。

各段階ごとの対処を可能にする

ABCDE段階の意義は、各段階ごとの対処――具体的にはツールとその運用をつくればいいと示していることにあります。

「割り込みが少ない方が良い」のは一般的には当たり前ですが、だからといって、じゃあどうすればいいかはわかりません。ABCDE段階は、ここに明確な指針を与えます。

A、B、C、D の各段階に対してツールを整備し、運用を考えればいいのです。

一例を挙げます。

※理解しやすいのでEから書きます。

このような運用を始めたとすると、割り込みは E だけで済みます。DM、グループチャット、通話以外はすぐに反応しなくてもよくなりますし、すぐ反応が欲しくないなら D 以前の段階を使えば良いのです。

もちろん、これは一例であって、各段階のツールと運用をどう設計するかは皆さん次第です。

組織としても個人としても使える

このABCDE段階は、組織としても個人としても使えます。

組織、たとえばチームや部門などで使う場合は、全員一律にABCDEの運用を適用します。そうすることで無闇に割り込まれるのを減らせるでしょう。

※人数が多いと厳しいです。十数人、多くとも数十人程度の規模向けです

もちろん、啓蒙は必要ですし、各人が心がけるという思いやりも要ります。また、前提として各段階を実現するツールの導入が必須です。大げさに言えば、DX です。人力でカバーできるものではないからです。

そして、ここにトップの投資が必要となることは、過去の記事で述べたとおりです。

DXが進まない理由は人材不足じゃなくて、経営層が無能なだけ

ちなみに、アナログにオフィスで働くのが動線となっている組織の場合、アナログに整備することもできます。机(のうち手紙を置く場所)、壁掛けカレンダー(個人ごと)、本棚などを物理的につくればいいだけです。

また個人でも使えます。

たとえば相談や依頼を多数受ける立場の人が、このABCDEの運用を皆に周知することができます。

組織内に限らず、たとえばフリーランスの方でもお使いいただけるでしょう。

特に、ABCDEの各段階をイラスト化して、かんたんにアクセスできるように整えると映えると思います。倉庫と部屋を表示して、部屋の中には本棚と壁掛けカレンダーと机を表示して、のような感じですね。

以下余談:

ひょっとすると、グループウェアなどコミュニケーション用のツールとして実装するのが良いかもしれませんね。

あるいはアナログなら Desk、Calendar、Bookshelf あたりを実現するグッズをつくったら流行るかもしれません。アナログというと、本サイトの読者はイメージが湧きづらいかもしれませんが、キングジムなどオフィス用品を扱う会社はあり、需要もあります。