workhack2.0

変革のススメ:

https://www.ipa.go.jp/jinzai/skill-transformation/henkaku/henkaku_susume/index.html

仕事術2.0として、これに答えます。

Q.組織変革に起こりがちな課題は何でしょうか?

Ans: 変革の本質を理解していないことです。

そもそも変革は狙えるものではありません。ビジョンくらいはあった方が良いですし、最初の計画くらいはあっても良いと思いますが、あくまでも羅針盤にすぎません。

計画や目標やマイルストーンといったことにとらわれるのは、害悪ですらあります。変革を行うには、広く化学反応を起こす・起こし続けるしかありません。その過程で「これだ」というものが見えてきて、盛り上がりが収束してきます。

つまり成るようにしか成りません。計画や目標はもちろん、ビジョンでさえも、必要に応じて変えるものにすぎません。

Q.変革を邪魔する阻害要因(人、もの)は何でしょうか?

Ans: 会社の文化とルール、そして多忙主義者です。

まずは会社の文化とルールです。

制約は変革において邪魔でしかありません。できるだけ取っ払わないといけません。文化とルールに染まった「人間」が行えるほど甘いものではないですし、むしろその外にある新しきをつくりだすからこそ変革です。

ですので、通常は出島戦略のような、大胆な隔離をします。

言葉としては知られていると思いますが、この出島戦略、思っているよりもずっと難しいものです。まともにできている組織はほとんど無いと思います。

出島戦略はかなり難しい

次に多忙主義者です。

彼らは今抱えている仕事にしか脳がないので、変革する上では役に立ちません。たとえるなら、思考停止して盲目的に動いている信者のようなものです。

より最悪なのは、このような信者が権限を握っている場合です。残念なことによくあります。

Q.選ばれる組織の要件は何でしょうか?

Ans: 生活水準を担保できるだけの多様性を備えていることです。

たとえば朝型も夜型も多様性があります。

朝型として5:00から仕事を始める人と、夜型として13:00から仕事を始める人が共存できねばなりません。

よくあるのが、制度としては柔軟にできているが、実態として 9:00~17:00 の従来のリズムが強要されていることです。この場合、朝型も夜型もどちらも生活水準を保てないので、静かに退職するか、退職してしまいます(選ばれない)。

書籍で言えば、『静かに退職する若者たち』がわかりやすいと思います。若者を動かすための仕事術(特に考え方)は当サイトでも取り上げましたが、

静かに退職する若者たちを動かす仕事術

一言で言えば、現代の「水準」はアップデートされています。

ですので、キャッチアップしていかないと、それだけで選ばれません。あるいは表面上は選ばれているが、静かな退職をされてしまいます。

セクハラやパワハラに対して「いや社会とは・組織とは・会社とはそういうものだから」と強要している組織があったとしたら、選ばれないですよね。それと同じことが起きています。

Q.変革に向けたどのようなアプローチが必要でしょうか?(組織的視点)

Ans: 3つほどお伝えします。

1つ目は、すでに述べたとおり出島戦略です。

変革が起きるための最初の火を灯せるのは変人だけです。変人を登用して、自由に遊ばせて、その過程や成果を全社員が見にこれるような場所をつくります。

2つ目は、余裕の確保です。

手始めとして、1日1時間、業務時間中に自由に過ごせるようにします。変革を導くには、ひとりひとりに主体的に行動してもらうことが必要です。これを発揮できればできるほど成功率は上がります。そのためのネックの一つが、すでに述べたとおり多忙ですので軽減するのです。

3つ目は、ワーカー・トライアングルの推進です。

「ワーカー・トライアングル」仕事も三者で捉える

これは兵農分離の現代版です。

現代は、ひとりの社員が兵士(普段の仕事)も農業(新規事業や改善活動)もしているようなものですが、この二つは適性も全く違いますし、どちらもそれなりに時間がかかるものなので、両立はそもそも無理です。

Q.推進役に必要な素養・経験は何でしょうか?(個人的視点)

Ans: 推進役が2タイプあるので、両方とも答えます。

まず推進役には以下の2タイプがあります。

静かな推進役:

賑やかな推進役: