workhack2.0

書籍『静かに退職する若者たち』を読みました。同書では 1on1 の工夫やフィードバックの拡充により、打開しようとしていますが、根本が足らないと思います。

前提として、若者の方が進んでいます。その水準に合った働き方を用意できないと選ばれません。

本記事では、これを叶えるための仕事術(仕事のやり方や考え方)を紹介します。

1: 知識、スキル、経験以外の融通も利かせる

知識、スキル、経験があればいいと思っている人は多いですが、そんなことはありません。むしろそれらは積めばどうとでもなるので些細です。

たとえば仕事には「複雑なインプット」がありますが、これは誰もが行えるものではありません。

プロジェクトや作業のインプットが苦手な人達 「タイニーヘッド」

組織への「適応」も同様です。

スキルよりもアダプテーション

このあたりを理解せず、想定せず、「できて当たり前」と期待するのは見えていないにも程があります。

2: 多様性を受け入れる

ここで多様性とは典型的なものに限りません。

「典型的な多様性」だけが多様性じゃない

たとえば朝型と夜型も多様性です。

朝6:00から仕事したい人や、午後13:00から仕事したいという人に応えることはできますか?

朝型も夜型も多様性

また近年では「一緒に進めていきたい」という潮流も目立っています。

それだけの時間を費やせますか?費やせる体制や能力はありますか?なければ鍛えていけますか?

一緒に進めたいという潮流 「ソーシャライブ」

そもそも現代ではリモートも当たり前です。

出社派もリモート派もどちらも多様性であり、双方が共存できる働き方くらいはできねばなりません。できてないのは怠慢です。出社前提にしていませんか?

3: 価値観をアップデートする

価値観の変化は早いです。

アップデートできていないと「無い」存在とみなされて、心を開いてもらえなくなります。会社という居場所自体が、義務的な場所になってしまいます。

たとえば、ハラスメントのあり方も変わります。

殴るのがダメ、くらいはさすがにわかっていると思いますが、怒鳴るのもダメ、というのはわかっていますか?

ハラスメント・シフト

ハートのスタンプを使ってセクハラ騒ぎになったとか、句点(。)があると圧になる「マルハラ」などが話題になりましたが、これらを「なんでもハラスメントにしすぎだって……」で済ませていませんか?

「非言語情報を文字や絵で伝える」文化についていく

若手が「いや別に気にしないですよ」と言っているのを鵜呑みにしていませんか?

そもそも現代の若者は賢いので取り繕います。気を遣われていませんか?

4: 早期から戦力として扱う

目の肥えた若者はバリバリ働きたいと思っています。年功序列や「若者はこうするべき」のような固定観念に、そうですねと従う段階ではありません。

そのためには、新人の若者を早期から戦力として扱うことが重要です。もちろん、新人が貢献できるような働き方を開拓・サポートするのは私たちの仕事です。

当サイトではこれをラピッド・コントリビューションと名付けて、整理しています。

ラピッド・コントリビューション

このようなことができますか?

今までのやり方を現行踏襲していませんか?固定観念を押し付けようとしていませんか?

5: 期待に応える

情報社会の昨今、「知ること」は当たり前です。

理由もわからずやらされるとか、納得がいかない言動や結果の理由がわからないといったことは到底許容されません。

ちゃんと知れるようにしていますか?

色々な1on1で率直に話したり、引き出したりしていますか。

「情報共有」とはオープンであることを推進して、いつでも誰でも自由に見れるようにしていますか。

明示的に否定することの重要性

もちろん、すべてを完璧にこなすのは難しいですが、それでも努力はしていますか。泥臭くてもみっともなくてもいいので、そうしているのだという姿勢を見せていますか。

勉強しよう、試そう

5つの観点から仕事術を紹介しましたが、共通することとでそもそもやり方や考え方を知っていないとどうしようもないです。

仕事術は重要です。 現代だからこそ、求められていると思います。

当サイトでは、様々な仕事術を紹介しておりますので、ぜひ読み漁ってみてください。

仕事術2.0を眺めたい、読み漁りたい

当サイトのものが絶対的に正しいとは言いません。そんな単純ではないです。

そうではなく、自分なりに仕事術を――仕事のやり方や考え方というものを意識して、融通を利かせてほしいのです。

そして、ありきたりですが、読んだり考えたりしたことは実際に試してください。行動に移さねば意味がありません。

読者の中には、行動に移せるだけの権限や裁量を持つ人も多いと思います。また、そうでなくとも、若者と対話する時間くらいはつくれるはずです。

若者は高い水準と肥えた目を持っていますが、必ずしも言語化できるとは限りません。この橋渡しを仕事術で行えます。こういうやり方や考え方があるんだよ、やってみたんだけど、どうかな、と示すことで、お互いに歩み寄っていけます。