盛り上がっている議論を整理するときに使えるのがSPEDテクニックです。パーカーおじさん論争を例に、SPEDテクニックを使ってみます。
対象読者は次のとおりです:
以下の略です。
情報をSPEDに従って集めていきます(自分の考えを出すことも含む)。順番もS、P、E、Dのとおりですが、PとEとDは行ったり来たりします。
明確な終わりはないので、きりのいいところで勝手に終わります。よくあるのは「一通り出し切った」や「大体わかったのでこれくらいでいいや」などです。
以降からはSPEDテクニックを適用していきます。
元ネタは以下の動画と思われます。
https://www.youtube.com/watch?v=lyStOVih-MM
該当箇所は11:22頃。再生数は 2024/12/16 15:30 時点で 8.3 万程度となっています。
また Yahoo! ニュースなどで追加説明もあります。
https://news.yahoo.co.jp/articles/271a877c4e95cb691ea9513307f3d5231a093cc8
少し長いですが引用します。
これはTPOの話で、編集でカットされてる部分があるのですが。商談の時とかにもいるじゃないですか。ITとかベンチャー企業の方でパーカーを着る方が。そういうのってどうなの?みたいな。TPOの話で言っただけなんですよ。港区とかにいる“意識の高い系”のおじさん向けに話したことなんです。
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おじさんはなぜパーカーを着てはいけないんだ、何を着ようと自由だろ、という話になっていて。休日におじさんがパーカーを着ることについては私は何も言ってないんですよ。昔、みんなスーツだったじゃないですか。だけど、いまIT企業に限らず、勤務中の服装が自由な会社が増えている背景もあって、パーカーを着てる部長とか、Tシャツで歩いている局長とか、40代社員なのにSupreme着てる人がフロアにいるのって、多様性と言われているけれど、見る人によってはだらしないというか。社会に出る人として大丈夫なの?って思います。それがなんか変に「パーカー着るな」という話だけが大きくなってしまったんです。
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たとえば、以下になるでしょうか。
ここではケースを「~~という主張ではないか」として使います。たとえば「ケース: だらしない」は、「だらしないという主張ではないか」という意味です。
また肯定派と否定派に分けて、意見の例を一つだけ書きます。肯定派を先に書いて、それに対する否定派の意見を一つ書いています。
肯定派
否定派
肯定派
否定派
肯定派
否定派
どのような本質を導くかは人それぞれです。
たとえば以下は、インフルエンサーのコメントとニュースサイト上のコメントを拾い読みして、なるほどと感じたことを言語化してまとめたものです。
いかがでしょうか。
SPEDテクニックの醍醐味は、断片的な情報に基づく Platitude(一般論)に終始せず、ちゃんと一次ソースから確認して、具体的ケースも設定して意見を集めて――としていくことで、解像度高く捉えられるようになることです。上手くいけば、学びやアイデアを蒸留することもできます。
その分、時間はかかりますし、頭の中だけではできないので書きながら行うことになりますし、と大変ですが、それだけの価値があると思います。
※ちなみに、SPEDを通じてどのように整理し、どんな本質を導くかは人それぞれなので、他人のSPEDの結果を見てもピンと来なかったりします。それでも比較的わかりやすく、盛り上がっているテーマを選んでみたつもりです――が、やはり自分でやってみるのが確実ですね。
SPEDテクニックは、発想法的な側面があります。つまり、書くことを前提に、じっくりと、アイデアを思いつかせるように考えるところがあります。
このような営みは、人によっては無縁かもしれません。当サイトではフリー仕事術として解説していますので、よろしければ見てみてください。