非同期コミュニケーションの本質と必要性を使いこなすにもリテラシー(素養)が必要です。
ですが、このリテラシーは誰もが持っている or 自然と手に入るものではありません。わからない人はとことんわからないようですので、本記事にて改めて解説します。
※従来のコミュニケーションとは全く違ったあり方になるため、従来しか知らない人が知らないのは当然です。だからこそ明確に言語化していく必要があります。
礼儀の捉え方は二つあると思います。
礼儀1.0、礼儀2.0という良い言語化あるので紹介します。
https://twitter.com/GOROman/status/984872963655680000
礼儀の定義が変わってきてる気がした
礼儀1.0 相手を重んじる。自分の時間を犠牲にし、時間を相手のために使う。直接会う。スーツなど服装をわきまえる。
礼儀2.0 相手の時間を奪わないようにする(電話しない、リモートで済むものはリモート)
https://x.com/GOROman/status/984872963655680000
非同期リテラシーとしては、礼儀2.0を尊重します。
変わってきてる気がした、程度ではなくではなく礼儀2.0でなくてはなりません。
別の言い方をすると、ツール以前に考え方が重要です。いくらツールがあっても、ここが変わらねば意味がありません。
せっかくリモートなのにリモート会議ばかりしている、などという笑えない悲劇はよくあります。これも結局根っこの考え方が変わってないからです。
その「考え方」は、実は色々あるのですが、礼儀1.0・2.0との言語化は非常にわかりやすいと思います。
非同期的なあり方では、各自が自分のペースで情報を出せば済みます。しかし、出すのが遅すぎると仕事になりません。現実的に問題ない程度の早さで出す必要があります。
これは結局タスク管理の問題です。
自分のペースで動けばいいとは、裏を返せば自分で動かなければならないことを意味します。会議に出て、その空気や言われたことに従っていればいいほど単純ではありません。当然ながら、色々とやることを抱えていますから、それらをすべて把握して、上手く処理することになります。タスク管理ですね。
タスク管理はスキルです。
※プロジェクトのタスク管理ではなく自分自身の、という話です
残念なことにできる人が非常に少ないのです。学生も社会人も経営者もフリーランスも関係無いです。99% はできてないと思いますし、99.9% くらいでもいいかなとさえ思います。
たとえば「自分に届いたすべてのメッセージに目を通して、適切なタイミングで返す」程度のことができる人がどれだけいるでしょうか。そのためには「メッセージをタスク化していったん管理して」「それぞれを適切なタイミングで実行して」といったことが必要ですし、そもそもノイズやスパムが減るよう日常的な整理や整備も要ります。
才能と片付けるのはかんたんですが、あまりに酷なので、『仕事術2.0』でもタスク管理は重視していきます。
ひとまず、いくつか記事を書いてるので張っておきます。
タスク管理におけるセクション(時間帯)を知っておくと、はかどる
礼儀2.0を備えて、自分のタスクは自分で管理して、だけではまだ足りません。
「そもそもどのように動けばいいかがわからない」人は多いと思います。日本の国民性だったり、資本主義的な組織構造だったりと文化的な影響が多いと思いますが、要は主体性がありません。
主体性とは自分なりに動けるという性質です。別に正解でなくてもいいですし、そもそも正解なんてそうはないのですが、とにかく自分なりに動けることです。主体性がないとは、自分なりに動くことができないとも言えます。
主体性には自分の軸が必要です。
「こういう感じで動く」という「こういう感じ」そのものか、あるいは「こういう感じ」をつくる要領が要ります。これは非常に個人的なもので、自分で内心と向き合うことでしか身につきません。
※ですので私たちは多忙になりがちです。主体性がなくて退屈を持て余すからこそ、忙しいところに行ったり、そういう状況にしたりして「反応していれば良い」という受身な状態をつくります。幸か不幸か、この多忙主義とも言うべきスタンスは資本主義と相性がいいので、ご存知のとおり現代でもまだまだ是とされがちです。
内心と向き合う方法は色々ありますが、内省は有名でしょう。
この言葉も多義語ですが、ここではカジュアルに「ひとりでじっくり考える」「自分について見つめ直す」くらいの意味で使います。
もう一つ、チームワーク100%ではなく、ひとりで仕事をする余地も設けるとのパラダイムもあり、こちらは以下記事で解説しています。
仕事というと、ゴールのみならずやり方も管理するイメージがあるかもしれませんが、それは前時代的な「一手段」でしかありません。
特に非同期コミュニケーションでは、すでに述べたとおり各自が各自のペースで動くわけですから、やり方の面も各自に任せるべきです。
この点もすでに解説しています。
非同期コミュニケーションに必要なリテラシーは多岐に渡りますが、本記事ではシンプルに4つにまとめました。
従来のあり方から見るとずいぶん突拍子に見えるかもしれませんが、現代では技術のみならず仕事術も進んでいます。仕事のやり方も考え方も進歩しているのです。
当サイト『仕事術2.0』でも、様々な仕事術を紹介することで、皆さまのアップデートに貢献したいと思います。