workhack2.0

仕事術――仕事のやり方や考え方は、アートの側面も強いのではないかと感じます。

というわけで、Are.na というアーティスト用SNSを使った展示を始めました。

Are.naで「アートとしての仕事術」を展示します

ジャンルとしてはコンセプチュアル・アートをお借りし、実用に接続するということで、Practical をつけてサブジャンル化してみました。

アートですので、細かい説明は抜きにして、蒸留に蒸留を重ねた本質的なネーミングと要素のみを書いています。ぜひ鑑賞してみてください。以下からアクセスできます。

https://www.are.na/shizu-gotoh/practical-conceptual-art

以降では、もう少し詳しい話をします。

Practical Conceptual Art の必要性

背景は仕事術の軽視

仕事術は重要であり、主語を大きくすると、日本の停滞は仕事術の軽視にあるとさえ思います。

しかし、ビジネスではいまいち重要視されるまでには至れていません。たとえば仕事術に関する役割はありません。

なぜかというと、仕事術が本質的に個人的なものだからです。

ともすると「ふーん」「あなたはそうなんですね」で終わってしまいますし、特にビジネスで成功している人達はそもそも性能が高いので頼る必要性も持ちません。

そもそもエビデンスを示せるものではないので、ビジネスとは相性が悪いのです。現在、巷で組織から発信されている仕事術は、現場での実践を経て体系化されたものばかりです。しかし、そうではなく、仕事術の本質は、仮説としてつくったものを議論・試行するところにあります

※興味がある方は以下記事も見てください。無条件で時間をかける対象として現在はイシューとギャザーがありますが、もう一つコンセプトも入れたいのです。仕事術もここに相当します。

イシュードリブン、ギャザードリブン、コンセプトドリブン

伝え方を変えた方がいいのではないか

仮説検証として仕事術をつくり、使っていく営みは、あまりに先進的すぎて通じません。

そもそも多忙な現代がそうなっていません。たとえば仕事術のために、1日1時間の余裕を「業務時間中に」つくれるかというと、ノーでしょう。

時代が追いついていけない、あるいは時代に合っていないと言えばそれまでですが、諦めていいものだとは思えません。

アートとして啓蒙するのはどうか

SFプロトタイピングなど、フィクションの力をビジネスに生かす潮流が盛り上がってきています。仕事術の啓蒙者としても励みになりました。

こちらの路線ではないかと日に日に思うようになり、ある日アートではないかと思いつきました。

とはいえ、音や絵で表現できるものではありません。仕事術は概念であり、ソフトウェアのように実用寄りの淡白な概念とその連携でつくるものです(組織と同じです)。このようなものは、言語で表現するべきです。

では、そんなものがアートとして成立するのか?

成立したとして、理解してもらえるのか?

理解してもらえたとして、啓蒙に繋げられるのか?

わかりません。わかりませんし、現代に至るまで確立されていないのが答えじゃないかと言われると何も言えません。

それでも、私は仕事術の有用性とポテンシャルを信じています。ここで潰していいものだとは、どうしても思えないのです。

やってみるしかない。

というわけで、ChatGPT と壁打ちしながら方針を固めていき、コンセプチュアルアートとして、Are.na でやってみよう、となりました。

お待ちしております

というわけで、Practical Conceptual Art です。

ぜひ Are.na にお越しいただき、楽しんでいただけますと幸いです。

(関連記事)

描写の委譲

Practical Conceptual Artで使っている技法です。

描写の委譲(Description Delegation)