コソロ(co-solo)とは、個人ワーク的でありながら、ゆるやかにコラボレーションもできるあり方を指します。
グループワークは協調的で、自然な営みに聞こえますが、大部分がコミュニケーションコストに割かれてしまいます。また協調が苦手な人には苦痛です。
個人ワークは、個人レベルの生産性としては優れていますが、ひとりの限界(ひとり以上の生産性とひとりゆえのバイアス)を越えられませんし、ひとりでじっと集中するのが苦手な人には苦痛です。
私たちは双方を切り替えながら実施していきますが、どちらを選んでも片方は常に苦痛なのです。実際は、それが嫌だから、マジョリティ側のやり方に偏ります。特にグループワークを重視する組織が多いでしょう。出社回帰もそうですし、リモートであってもオンライン会議ばかりしているケースも多いです。
一日誰とも喋らず個人ワークだけしている、との過ごし方は珍しいと思います。これはグループワークが重視される風潮であることを示しています。
片方(特にグループワークが苦痛な側)が苦しむ構図を変えるためには、両者をいいとこどりした、新たなあり方が必要です。
また、生産性という観点では、膨らみすぎたコミュニケーションを抑えつつ(でも削ぎすぎないように)、個人ワーク的な集中の配分を増やした方がいいでしょう。
コソロとは、個人ワークと共同ノートを組み合わせたあり方です。
つまり個人ワークに、ノート上でのやりとりを追加した形となります。ノートなのでチャットとは違い、各自のタイミングで読み書きできます。
手法としては、共同分報がわかりやすいでしょう。
理論としては、コラボレーティブ・ノートテイキングが役に立つと思います。
Ans: どちらも行けます。
粒度としてはリモートワーク or 出社と同じくらいで捉えるといいでしょう。リモートの日、出社の日、午前リモートで午後出社、くらいの時間枠で使い分けると思いますが、コソロも同様に使うのが使いやすいと思います。
しかし、コソロはもっと小回りが利きます。「会議の冒頭30分をコソロでやろう」のような使い方もできますし、コソロ的な会議(事項参照)をすることもできます。
Ans: 同期的な情報共有を指します。
コミュニケーションや情報共有のあり方は4つに大別できます。
マトリックスで整理。
私たちが普段行っているのは 1 の同期的なコミュニケーションです。一方、書き込みや記事や文書を各自のペースで読み書きするという「時間差のあるやり取り」は 4 の非同期的な情報共有に該当します。
コソロで可能なのは 3 と 4 です。特に同期的でありながら情報共有をする 3 を、コソロでは実現できます。これをコソロ的な会議と呼ばせてください。
具体的には、
という過ごし方になります。会議ではあるので他の過ごし方はできません。仮に30分の会議だとするなら、参加者は全員、30分間はノートと向き合い続けることになります。
Ans: 1チーム、一桁人数くらいが良いでしょう。
全員が全員の名前を覚えられて、かつ全員の書き込みを追えるくらいの規模感が良いです。
これ以上の規模だと発散しすぎて、仕事上の連携が共有がしにくくなります(趣味的コミュニティや同期・友人の集まりであれば無問題)。
Ans: 必要なものを個別に調整して開催します。
コソロでは共同ノートに書いておくと考えます。書いておけば読まれますし、重要なこともノート上で議論していけるので、緊急度の高い話題以外はノートで完結します。また、完結するように済ませる意識で望みます。だからこそのコソロです。
どうしてもやりたい場合は、個別に調整して、人数を絞ってください。「とりあえず全員参加の定例会議」はやめましょう。それはグループワーク的発想です。
Ans: ありえます。何ならそれが多数派だと思います。
コミュニケーションは適宜注入してください。
コミュニケーションの注入(CI, Communication Injection)
先ほど定例会議はやめましょうと書きましたが、純粋にコミュニケーション目的の場をつくるのであれば問題ありません。ただし全員参加はやめて、欲求を充足したい人だけが自由参加できるようにします。