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パターン:コアタイムよりもフレキシブルタイム、フレキシブルタイムよりもフリータイム

サマリー

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背景とアプローチ

アプローチ詳細

フリータイム

ASD 部下の CFFT 戦略

コアタイムに頼らないという発想を持つ

すでに述べたとおり、コアタイム中に頻発する臨機応変に ASD はついていけない。にもかかわらず、コアタイムを乱用して、ASD 部下にもついてくることを期待させるのは暴力にも等しい愚行である(ASD 部下が望み、かつついてこれるのならば問題はないがその率は相当低いだろう)。

発想を変えねばならない。(ASD 部下に対しては)コアタイムに頼らずに仕事を分担できる状態をつくる 。このパターンでは、その戦略としてフレキシブルタイムとフリータイムが使えると述べている。

できればフリータイムがいいが、ASD 部下本人やチームやマネージャーであるあなた次第だ。チームやあなたにフリータイムで仕事を進める力があるとは限らない(逆に ASD はこの力を持っていることが多い → 自律)。フリータイムは、いわば一切の義務を課さず、各自のペースで非同期でやろうと言っているに等しい。これで仕事を成立させるためには、手持ちのボール(タスク)をすべて掌握し、そのすべてを遅らせることなく、ひとりで回していくフリーランスレベルの自律性が必要となる。この力を持たない場合は、改めて習得しても良い *2。少なくとも ASD 部下にコアタイムを課して、慣れてもらうことを期待するよりははるかに現実的だ。

もちろんフリータイムだけでなく、フレキシブルタイムも使っていいし、通常は両方をバランスよく使い分けることになる。

適用例

半日委譲と四半確認の原則でいえば、委譲時はフリータイム、確認時はコアタイムかフレキシブルタイムが良い。

参考