@誰々 のように書いて誰々に通知を飛ばすメンション。 あとで思い出せるために仕込むリマインダー。
実はどちらも似ています。この類似性を理解することで、よりこれらを応用しやすくなります。
リマインダーに詳しくなれば、メンションなど割り込みを使いすぎると自分の首が締まるのにも役立つでしょう。逆に、メンションの知見があれば、リマインダーを上手く使えない状態をクリアできます。
本記事では、まずマトリックスとして両者の関係を整理し、空白ととなっている領域を深堀りすることでリマインダーとメンションの知見を深めます。
次に、片方の知見を用いて他方に活かす話を扱います。
どちらも本質は「あとで知らせる」ことを仕込む点にあります。
リマインダーは自分で自分に仕込みます。
メンションは自分が相手に仕込みます。
※ただしメンションについては、「あとで」というよりも「今すぐ見てほしい&返事してほしい」とのニュアンスが強いのが現状です。
リマインダーとメンションは、以下のようにマトリックスで整理できます。
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このマトリックスを見ると、目につく部分があります。
せっかくですので、この見慣れぬものたちを深堀りしましょう。
「あとでいい」なメンションの部分ですね。これは一体どのようなものでしょうか。
すでにいくつか記事を書いています。
以下記事はメンションも含めた割り込み全般の話ですが、やり取りをABCDEの5段階に分けた上、割り込みはEの段階になることを述べています。
逆を言えば、E(割り込み)以外にもA~Dで済む段階は色々あるということです。
要は、A~Dの段階としてメンションを使えばいいのです。
以下記事は「メンションする事柄」は宣伝、通知、呼び出しの3種類に分けられることを述べています。その上で、宣伝と通知については、割り込まなくてもできることを示しています。
この記事では「宣伝と通知ではメンションを使わなくてもいい」というニュアンスですが、別に使ってもいいのです。上述したとおり、割り込みではない(即座に確認&返事しなくてもいい)扱いで良いとした上でメンションすればいいのです。
いずれにせよ、割り込みではない扱いとしてメンションを使っても良い、使うことができるのだという点を示しています。
リマインダーは「あとでお願いね」を自分に課すもの(第1象限)でした。
しかし、マトリックス上は「今すぐ来て」を自分に課す部分(第3象限)もあります。これに相当するのが監督としての私だと書いていました。
監督としての私とは何でしょうか? こちらについてもすでに記事があります。
要は「自分を模した何か」に向かって、実際に自分で「発声」をするわけですが、一見するとこれがリマインダーであるという点がよくわからないので、さらに説明します。そのためには、
「今すぐ来て」なリマインダーとはどういうものか?
を考える必要があります。
答えは行動に移すことです。
「あ、今すぐこれをやらなきゃ」と思ったときに、すぐこれを行うということです。といっても、意思だけでできれば苦労はしません。誰かに言われたり、場の雰囲気があったりすると比較的動きやすいですが、ひとりでいるときはそうもいきません。
さて、リマインダーとは、自分で自分に課すものでした。ひとりでいるときにこそ使えるものです。
つまり「今すぐ来て」なリマインダーとは、今すぐ行動に移すための何かということです。
方法は色々ありますが、ここで挙げているのは監督としての私です。要は自分を模した何かに発声するという、ある種の茶番をしなさい、ということです。
馬鹿らしく聞こえるかもしれませんが、実際に「自分を模した何か」に向かって、実際に「発声する」ことの効果はすでにリンク先の記事で述べたとおりです。
最後に、他の方法も紹介しておきます。実はこれも以下の記事で取り上げています。具体的にはリマインダーの一種として取り上げています(雰囲気リマインダーとリズムリマインダー)。
冒頭でも述べたとおり、リマインダーを知ることで、メンションを減らすのに役立てることができます。
まず、リマインダーは以下記事にて詳しく取り上げています(再載)。
次に、リマインダーの知見を使って、どのようにメンションを減らすかですが、色々なリマインダーを知れば「すぐに割り込まなくてもいい」とのやり方と考え方が手に入ります。
実際にリマインダーを使ったらの話ですが、自分で自分に仕込むことで経験になります。リマインダーとは、あとでやりたい用件を仕込んでおくものです。このあり方は、相手の確認と返事をすぐに求める割り込みの営みとは似て非なるものです。
メンションは割り込みとして使われることが多く、割り込みの営みと言えますが、現代人の多くはこの営みに毒されています。逃れるのはかんたんではありません。しかし、リマインダーという「あとで知らせてもらればいい」的な営みを実体験すれば、逃れるのは可能です。全く違う世界観を行き来しているようなものであり、荒療治になるからです。
メンションを減らしたいなら、すでに述べたようにABCDE段階や宣伝・通知・呼び出しの区別をすればいいのですが、これだけだと実は(頭ではわかっていても)行動に移しづらいと思います。染み付いた営みからは逃げられません。
だからこそ、異なる営みを始めることで目を覚まさせます。リマインダーは、メンション(割り込み的な)の営みとは異なるものですから、(ちゃんとリマインダーを使っているのであれば)目を覚ましやすくなります。
リマインダーは誰しもが上手く使えるとは限りません。そのような場合でも、メンションの知見があれば打開できます。
※以降ではあなたの知らないリマインダーがきっとあるの言葉を使うので、わからない場合は適宜確認してください。
まず、リマインダーが上手く使えない人の主因は能動的なリマインダーに頼りすぎていることです。たとえば目覚まし時計やアラームに頼りすぎている、などですね。
これらで問題なく行動に移せたらいいのですが、できない人もいます。目覚ましが何度鳴っても起きれない人は珍しくないでしょう。
この場合、能動的なリマインダーに頼ることは諦めた方がいいです。他のリマインダーに頼りましょう。
※目覚ましの場合は、実際使えるのは人間、雰囲気、リズムあたりのリマインダーでしょうが。
しかし、知識として理解したからといって、じゃあ使えるかというと、そうでもないのです。リマインダー=能動的なリマインダーという脳みそになっていると、中々他のリマインダーを受け入れられません。
ここでメンションの知見が生きてきます。すでにABCDE段階や宣伝・通知・呼び出しの区別を紹介しましたが、これらの知見があるならば、「メンション=割り込み」という単純な構図は壊せているはずです。これは、メンションに対する固定観念を打破したとの成功体験だとも言えます。
この体験を、リマインダーにも当てはめてください。
特にメンションの知見として、ABCDE段階では、直接割り込むことをEar(直接喋って聞かせる)とし、しかし他にも D(Desk, 机)に置いておくとか、C(Calendar, カレンダー)に書き込んでおくとかいったやり方があるのでしたね。
リマインダーも同じです。能動的なリマインダーはアラーム音やバイブなどで自分の耳に直接聞かせるものが多いですが、それ以外のリマインダーもあります。たとえば受動的なリマインダーは、通り道に何かを置いておくものでしたし、ロケーションリマインダーは指定場所に近づいたら or 指定場所から離れたら知らせてくれ、と仕込むものでした。耳に聞かせる以外にもやり方はあるのです。メンションの知見があるなら、体感としてわかっているはずです。
「リマインダーの知見をメンションに活かす」項では、割り込みの営みから逃れるために、リマインダーという「あとでやればいい」営みを体験せよ、と書きました。
また「メンションの知見をリマインダーに活かす」項では、耳に聞かせるという能動的なリマインダーの世界から逃れるために、耳に聞かせる以外のやり方を(メンションの方で)体験すればいい、と書きました。
どちらも同じ主張をしています。
メンションとリマインダーは、本質的に同じです。冒頭で述べたとおり、どちらも仕込みでしたね。だからこそ行き来できます。
メンションを減らすのが上手くいかない場合、リマインダーの方で上手くいけばいいです。逆にリマインダーが上手くいかない場合は、メンションを減らす方で上手くいけばいい。どちらか片方で上手くいけば、もう片方も上手くいく(いきやすい)のです。