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内省とは「自分事について」「ひとりで」「深く」考えることを指します。

※一般的な意味ではなく、本記事における「より実用的な定義」です。

内省を使えるようになると、

「この件について、これ以上考えることはない」

と胸を張れるようになります。モヤモヤから脱せて QoL が上がりますし、これ以上は無い(あとは決める or 放っておくだけ)ので意思決定も加速します。

本記事では、内省を使いこなすための基本を見ていきます。

よくあるものとの違い

内省の三要素

内省とは「自分事について」「ひとりで」「深く」考える、でしたね。一つずつ見ていきます。

1: 自分事について

自分に関する何かについて考えることを指します。

主語は「私」です。私はどう考える、私はどうしたい、私はこう捉えている、など自分を主語にして考えを進めます。

より自分事にしたければ、普段使っている一人称を使ってください。その方が自分事化しやすいです。

2: ひとりで

自分事には「誰にも見せたくない」プライベートな事柄が多く含まれています

感情もそうですし、主義思想や欲望や性格や特性、また誰にも言ってない事情などもあるでしょう。言語化できていないものもあるはずです。

これらは親しい相手であっても、他人には伝えたくないものですし、伝わるよう配慮しながら言語化するのも骨が折れます。また、伝えたとして、関係がこじれたり犯罪になったりする場合もあります。極端な話、殺意(殺すぞ)や性欲(犯したい)はそうですよね。

一方で、これらプライベートな事柄を廃して考え事を進めても、大した進展はありません。普段、他人と付き合っているときがまさにそうですが、表面的なことしか扱えません。これは赤の他人であっても、ビジネスの関係であっても、親しい間柄であっても例外はないと思います。

プライベートな事柄も含めて、ちゃんと考えたいのであれば、他人を廃して、ひとりになる必要があります。

3: 深く

すでに見たとおり、私たちは、自分事については表面的にしか考えていません

何なら考えすらもしていません。人や集団や仕事やゲームや宗教に従っているだけでも生きていくことはできますし、幸せも成功も手に入るからです。考える必要がないのです。

勉強や読書をする人は少ないと思いますが、考える人はもっと少ないと思います。前者が10%だとするなら、後者は1%、いや0.1%レベルだとさえ思います。

考えることは難しいのです。というより、そもそも縁がないものです。特に現代人はそんな暇なんてありませんし、暇があっても誘惑に負けます。

だからこそ、その「考える」をやるのであれば、深くやらねばなりません。集中することもそうですし、「これ以上出せることはない」と胸張れるくらいに粘ることもそうです。

内省を始める

まずは内省のマトリックスを参照してください。

内省が苦手な人は「内省のマトリックス」を

これは「お題を設定するかしないか」と「書くか書かないか」で4パターンに分けたものです。自分に合ったパターンを使った方がやりやすいと思います。

次に「内省はオープンに」の原則も心がけたいです。

オープンとは、ここでは(考える)余地が開かれていることを指します。

たとえば確認観点に基づいて振り返りをする、みたいなビジネスでありがちな振り返りは内省ではありません。その観点に縛られているからです。そんなものは内省ではなく、ただの作業です。もう一つ、そういうやり方ですと、時間面の制限もあります。

こういった制約があると、前述の三要素を満たせません。内省したいなら避けたいところです。具体的には以下二点です。

また脳内会議も使えます。脳内で一人n役になってワイワイやってみるアレですね。他のnoteもあったので、いくつか拾っておきます。

https://note.com/masa_yco/n/n8d460d12940a

https://note.com/daidai12345/n/n3155552c6a4f

ただし、演じることに集中しすぎると思考がおざなりになるので注意してください。よくあるのが、わかりきった結論に至るまでのストーリーを即興で創作する茶番になることです。

脳内会議は、内省においては万能ではありません。そもそも脳内会議だけで何とかなるなら内省は要りません。何とかならないから、あるいはそんな次元を超えた「これ以上はない」に至りたいから内省をするのです。

脳内会議は内省時の手段の一つと割り切るくらいが良いと思います。

最後に自問自答を意識すると良いでしょう。慣れてくると自在に思考を広げることができますが、最初は難しいので、自分で自分に問いかけることを意識します。

※別のキャラクターや実在の誰かを演じれば、より問いかけやすくなりますが、脳内会議で見たとおり演じることに費やしすぎないよう注意が要ります。

問いが浮かばないこともありますから、あらかじめ質問集や観点リストを用意しておいたり、問いが浮かびそうなヒントを眺めてみたりすることも有用です。

たとえば、あなたの内省において人間関係が欠かせないとしたら、あなたと関係にある人の写真を一箇所に集めて、眺められるようにしておくなどです。

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