現代でも働き方は依然として原始的であり「対面で口頭で」が主流となっています。
そんなあり方を壊したのがパンデミックですが、Teams や Slack など「ビジネスチャット」で乗り切りました。が、これは単に対面口頭を代替したにすぎず、原始的であることに変わりはありません。
そもそもチャット自体に限界があるため、チャットでここを乗り越えることはできません。
本記事ではチャットの限界と、その乗り越え方を解説します。
※乗り越える理由やメリットは解説しません。興味あれば or 忘れた人はVUCA 改め VUCARD の時代を見てください。
結論を言うと、考え方を変えよ、になります。
チャットの限界をもう少し言語化します。
チャットの限界はソーシャライブ(Socialive)であることに起因します。
この言葉は以前解説しました。
ソーシャライブとは「一緒に進めたい」という考え方です。上記記事では「分業」の対抗として、また若者の傾向から台頭してきたものとして解説しましたが、ソーシャライブ自体はまだまだ圧倒的多数派となる価値観です。
特にLINEがわかりやすいと思いますが、なぜチャットにおいて長文が嫌われるのでしょうか。
それはチャットがソーシャライブだからです。
ソーシャライブでは、一緒に進めるために「短い情報量」でやりとりします。対面で話すときがまさにそうですよね。一気に長文を言うことは通常ありません。
これは単に人間の仕様によるものです。一気にたくさんの情報なんて言えないし、聞き取れません。あるいは聞き取れても理解しきれません。そもそも一方的に聞かされ続けている状況に耐えるのも(力関係の違いがなければ)難しいことです。ですので、短い情報量でやりとりするしかありません。
チャットでは、この原始的なあり方がそのまま持ち込まれています。
対面口頭のあり方をそのまま持ち込んだチャットは、下位互換でかありません。
当然ながら直接話せるならそうしますし、チャットでやりとりする場合は、直接話す場合よりも不便になるのは目に見えています(それでも無いよりはマシだからやる)。
結局、対面口頭の限界を超えられないのです。リモートワークなのにリモート会議ばかりになったり、パンデミックが落ち着いたからと出社に戻したりするのもそのためです。
ではチャットの限界を越えるにはどうすればいいかというと、ソーシャライブという考え方を変えればいいのです。
『仕事術2.0』では一緒に進めたいという潮流 「ソーシャライブ」と呼んでいます。
ただし、安易にインフォメーティブを採用したところで、それは丸投げにしかなりません。また管理職など権力も持つ側(情報が集まる側・渡される側)が現場を振り回す例もよく起きます。
たとえば、スケジュールの捉え方の違いは以前取り上げました。
せっかくチャットの限界を越えたとしても、インフォメーティブのやり方が下手であれば意味がないのです。
むしろ、カバーするために結局ソーシャライブ(一緒にやる)の時間が増えます。仕事の時間そのものが肥大化して、残業が当たり前の世界になります。
そしてそれを「仕事はそういうものだから」などと正当化します。違います。単に無能なだけです。
昔は融通が利かない時代であり、技術や方法も乏しかったがゆえにそうなっていましたが、現代は違います。
もう全部揃ってあり、あとは各組織各現場で適用して融通を利かせれば済む段階です。
たとえば以下のような働き方は可能です。
その他、当サイトでは様々な仕事術(仕事のやり方や考え方)を扱っておりますので、参考にしてください。