以下記事で少し取り上げましたが、
本記事にて改めて解説します。
現地会場に参加するオフライン勢と、現地には参加せずリモートで参加するオンライン勢との間に生じる確執を指します。
特徴としては、目に見えるほど露骨なバチバチは生じませんが、静かには生じています。たとえば、
などです。
しっかりと議論して吸収できれば良いのですが、たいていはそうはならず、リアル会場でそれなりのプロセスを踏むという結城さくなから見る建前の文化に収束します。オンライン勢は「現地でちゃんとやったのでそれでいいよね」となりますし、オフライン勢「一応参加はしているのでそれでいいよね」となります。
文化やメンタルモデルといった「根本」が原因なので、解決するのは難しいです。変革と呼べるレベルで、丸ごとやり方を変えて「そもそもそんな確執が生まれないようなあり方」に変えるしかありません。
アプローチとしては3つほどあると思います。
エンゲージメントが十分満たされていれば、オンライン・オフラインといったあり方は些細になります。
問題は、そのエンゲージメントを満たすことがそもそも難しいことです。
上記記事でも述べましたが、ファミリーか、ミッションか、ビジョンしかありません。ファミリーとビジョンの場合は、おそらく現地参加一択になると思いますので、事実上ミッションでしょう。
つまりミッション・エンゲージメント(ME)を十分満たせれば、確執は自然と解消に向かうと思います。実際、MEが満たされているということは、各自が各自の働き方で満足感高く働けているということですから、オンラインだのオフラインだのといったくだらない対立も生まれません。どちらも多様性として尊重されますし、どちらも満たせるような立ち回りを双方とも実施するはずです。
働き方の多様性(WSD)とは、n通り(少なくとも2以上)の働き方が共存されている様を指します。
たとえば朝型と夜型が共存しています。
朝6:00に勤務開始する人と、昼前の11:00に勤務開始する人とが共存しています。片方が他方に「こちらのリズムで勤務しろ」などと強要することはありません。
要は、WSDとして、オンラインとオフラインの二つが確保されればいいだけの話です。1: で挙げたエンゲージメント観点も、WSDで改善できる観点の一つです。
オンラインを前提としたあり方にし、オフラインはやりたい人達が行うようにするあり方をオンラインファースト(Online First)と呼びます。
一方、従来はオフラインが前提であり、オンラインはオフラインよりも軽視されがちです。これをオフラインファーストと呼びます。
そもそも確執の原因は、もう現代ではオンラインのやり方ができるのにもかかわらず、オフライン派が幅を利かせすぎているところにあります。ですので、そんなオフラインファーストなあり方をやめて、オンラインファーストに移行するのです。
オンラインファーストであれば、オンラインでも仕事が行えるように整うはずですから「基本的にオンラインで済ませる」が当たり前になります。
しかし、人間ですし、人によってはオフラインがほしいでしょう。そういう場合はオフラインをすればいいのです。ただし、オンラインファーストですので、オンラインで通用することを前提とした上で、さらにオフラインに関する準備を行わねばなりません。
手間はかかりますが、オフラインがしたいのですから許容できます。また、すでにオンラインでも済むはずなので、オフラインしたい人たちが手を抜いたところで影響はないはずです。