以前「インプットを遮断する」という観点で記事を書きましたが、
今回は「物理的な刺激を遮断する」という観点で書きます。
以下のような刺激は、集中を妨げます。
単純化のため、スティミュライは上記の3つのみとします。
スティミュライがあると、たとえ無自覚であっても感覚器官が反応しているので、その分脳の処理が鈍ります。疲労もしやすくなります。
1秒、1分単位では軽微かもしれませんし、かんたんな作業であれば影響は無視できますし、ゲームや慣れた作業のようなものだと「没入しやすい」のでやはり無視できます(ひどい場合は「依存」になります)が、集中を要するような場面ではスティミュライは軽視できません。
というより、スティミュライを遮断できない人は、そもそも集中という営みをまともに行えないと思います。
たとえば1時間以上、ひとりきりでインプットやゲームや単純作業を伴わないものづくりや思考を行えるでしょうか。大多数の一般人は無理でしょう。なぜかというと、単にスティミュライに邪魔されているからです。
※辞書的な意味ではなく、本記事における定義として説明します。
集中とは、意識の使い方や向き先を特定の対象に専念することで、普段では行えないような深い思考を可能にすることです。能動的な没頭です。
一方、没入とは、単に何らかの仕掛けや刺激によってそれに没頭することです。受動的な没頭です。
スティミュライの遮断は、集中(能動的な没頭)を助けるものです。集中をしたい人にとっては、本記事は役に立ちます。逆に、単に没入できれば良いという人には役に立ちません。
スティミュライの各々について、遮断のやり方を取り上げます。
防音です。
たとえば自宅でリモートで仕事しているとして、換気扇や洗濯乾燥機の音があるとすると、これは集中を阻害されています。
スティミュライと捉えて、ちゃんと遮断するのであれば、すべてのドアを締め切るとか、そもそも稼働させないとか、もちろん耳栓などでも良いですが、対処が必要です。こういった遮断をしていない場合、無自覚のうちに集中を阻害されています。
「眩しい」を避けます。
眩しさは絶対的なものと相対的なものがあります。
後者としては、たとえば「暗い部屋でスマホやパソコン」がありますが、これもスティミュライとしては負荷が高い(つまり集中が阻害される)過ごし方です。
ゲーマーが好む環境ですが、そもそもゲームは没入するものなので関係がないのです。没入はできますが、集中には向いていません。実際、このような部屋で、集中ができている例は少ないと思います。
目に入る対象の数を減らします。仕事術2.0ではミニマイズと呼んでいます、つまりミニマリズムの範疇であり、徹底的にものを減らす・捨てる意識で減らす必要があるということです。
場所としては、以下が当てはまります。
これらについて、できるだけ物(対象)の数を減らします。ミニマムが難しければシンプルやシングリスト(Singlist)も検討してください。
しかし、いきなりミニマイズしていくのも難しいですから、通常は専用の環境を用意します。
たとえば仕事部屋を用意します。部屋が難しければ、部屋の一画を仕切ってつくります。パソコンの目線で言えば、仕事用のパソコンを用意してもいいですし、「仮想デスクトップ」 ディスプレイが無くてもn枚にできます で画面を分ける方法もあります。