workhack2.0

ワークライフバランスとその前後の潮流の潮流は以前整理しましたが、ライフにおいても何らかの責務や雑務を負いがちです。

自ら選んだのであれば良いにしても、この「本質的にビジーな状況」以外の選択肢が無いのは好ましくありません。そこでワークとライフの他に、もう一つ概念を加えます。

ワーク・ライフ・スラック

ワーク・ライフ・スラック(Work-Life-Slack、WLS)とは、ワークとライフにスラックを加えたものです。

スラック(Slack)は余裕を指します。何も負っておらず、この間は最悪何もしなくていいというレベルの余裕を指します。

WLSでは、このスラックを意識的に確保することを要請しています。ワークでもなく、事実上ワークの亜種でしかないライフでもなく、スラックこそ重要であると強調します。

スラック・キャパシティ

WLSの度合いを測る目安がスラック・キャパシティです。

これは「スラックを一日何時間取れそうか」「それも恒常的に取れるか」を自己申告したものです。本当に何もしない、というのはできないので、実際は誰からも何からも干渉されないこと(無干渉)を見ます。

たとえば以下はNGです。干渉であるとみなします。

誰からも干渉されず、完全に趣味的あるいは無為な行動ができる時間ということです。

キャパシティ3

WLSが取れていることの一つの目安は、キャパシティ3です。

つまり3時間取れていれば、スラックも取れているとの目安になります。もちろん、一度限りではなく、恒常的に取れねばなりません。恒常というからには、週に6日くらいは安定して取れねばなりません。

おそらく大半の人が出来ないと思います。これはワークライフバランスの概念を知らなかった前時代を彷彿とさせます。

スラックを強要するわけではない

WLS は、いたずらにスラックを安定的に取ることを強要するものではありません。

スラックがあった方が水準が高いよ、という目安です。

またスラックをどう使うかも自由です。ワークやライフに費うこともできます。それでも単なるワークライフバランスとは違います。ワークとライフしかない状態と、スラックがある上で、これをワークやライフに充てることもできるのとでは全然違います。

(関連記事)

ロードデトックス(負荷のデトックス)は、いわばデトックス活動としてスラックを確保するものです。

100時間のロードデトックス

当サイトでは以前、レスト(休むこと)という概念を使ってワークレストバランスと表現しました。こちらは休み方を解像度高く捉えますが、より抽象的で高い視座としては力不足のため、今回WLSをつくりました。

ワークレストバランス

以前からスラックについて何度か論じています。特に「業務時間中の余裕」の重要性を取り上げています。

「スラッキング」 余裕をつくりにいく営み