戦国時代モノや異世界ファンタジーを読むと、体裁を重視した対応がよく取られています。その理由として「配下の者に示しがつかない」「秩序を乱す」といったことが語られます。
信長のシェフ 33巻
こういうのを見て「昔は大変だよな」「融通利かねえよなぁ」「茶番だよなー」などと呑気な感想を抱くかもしれませんが、これは現代の日本でも日常的な現象です。
先輩にせよ、上司にせよ、もっと上の立場の人にせよ、有能な人なのになんでこんなに融通が利かないんだろう、ということはよくあります。
それは単に文化だからです。
以前の記事でまとめましたが、日本の文化は、世界有数で融通が利かない(利かせづらい)あり方となっています。
階層的だし、合意形成的だし、周囲の顔色ばかりうかがうし、締切とスケジュールに頼るし、そのくせハイコンテクストなので率直に言いません。
そういう文化なので、体裁もかなり重視されます。場や和は乱さないように立ち回りますし、上司など立場のある者はその立場の期待を踏襲しようとします。そもそもn通りのやり方を中々認めようとせず、全員一律的に同じあり方を課そうとします。違うあり方は潰そうとします。出る杭は打たれるとも言いますね。
こういったものを建前と呼ばれます。
建前は茶番めいていて、馬鹿らしく見えますが、文化的には必要なことなのです。そして文化は基本的に誰もが無条件で従うものなので、有能な人でも無条件に従っています。
本心から文化に染まった残念な人も多いですが、そうでない人もいます。
文化として要求されているからそう振る舞っているだけで、本当はもっと融通が利く人というのもそれなりにいます。
※組織や場所によります。早い話、信者と呼べるような「濃く染まった人」が多い組織では、期待するのは厳しいでしょう。逆に、大企業や大きなコミュニティのような「色んな人材が混ざっている世界」だと、ある程度期待はできます。
文化的な体裁が要求される「表の舞台」では、融通は利きません。
ですので、裏で利かせてもらうのです。表の舞台から見えない、裏の舞台をつくって、そこでコミュニケーションや議論をします。
ポイントをいくつか書きます:
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本記事の対象となる方は、いたずらに文化にとらわれない優れた人だと思います。
でも、だからこそ、意味不明な茶番に惑わされてしまっているはずです。本記事がお役に立ちましたら幸いです。
もちろん、だからといって文化に染まらなくてもいいのです。無難に過ごすために建前は演じつつも、引き続きあなたの刃は研ぎ続けましょう。
染まっていないあなただからこそ、できることがあります。文化という名の信者に迎合することなく、無難なやり過ごしと自分の尊重を両立していきましょう。
当サイトでもぜひ遊んでいってください。
当サイトでは、文化にそまらない様々な仕事術(仕事のやり方や考え方)を紹介しており、そんなあなたの力の足しになると思います。
もう少しわかりやすい例として、VTuberの結城さくなさんの例で説明してみました。