新しい提案のあり方を示します。
提案1.0の難しさはいくつか整理しています。
1.0的な提案では、提案を勝ち取ったあとに活動のリソースが与えられます。
一方、2.0 では、最初から従業員全員がリソースを持ちます。あるいは無許可で取りに行くことができます。
権限も含めて、無限に与えられているわけではありませんが、ゼロイチを行えるくらいは与えられているイメージです。従業員は、自分の持ち分を無許可で自由に使えます。
提案2.0では、提案をしません。
かわりに各自が無許可で勝手に始めることができます。承認者は、その行動の様子や成果、あるいは反応や影響を見て、可否を決めます。1.0とは違って、行動前の時点ではジャッジはしません。
これを動的な提案(Dynamic Proposal)と呼びます。
新規事業や改善活動といった新規活動が活性化します。
https://rework.withgoogle.com/jp/guides/foster-an-innovative-workplace#ownership-and-curiousity
業務100%ではなく、20%は好きなこと(本来の業務以外のプロジェクトやアイデア)をしても良いとする制度です。
投資せずにイノベーションを期待することはできません。主体性を持たせるために Google が採用している方法のひとつに、「20% ルール」があります。
**
20%ルールは、2.0的に言えば時間が最初から与えられているものと言えます。
「新規活動を行えるチケット」を指します。従業員全員に配布されており、チケットを使うことで活動を行えます。
具体的にどれだけの活動が行えるか(リソースがあるか等)は、チケットの要件として定められています。要件を逸脱した活動はできません。
組織内全員で書いて議論する 「オープン・トピックライティング」
まず書いて議論するトピックライティングという手法があります。これを従業員全員に開放して、一つの場で全員が自由に書いて議論を行えるようにしたのがオープン・トピックライティング(OTW)です。
たとえば従業員1000人の企業であれば、1000人全員が自由に読み書きして議論できる「一つの場」があるということです。
提案2.0としては、OTWに誰でもいつでも書き込んでもいいことと、これにある程度の時間(たとえば1日1時間以上とか)を費やしても良いことを会社として正式に認める必要があります。
上司など「活動の対象ではない人(本来関係がない人)」が阻んでくることがあり、これを事実上のお客様と呼んでいます。
提案1.0のあり方でよく見られる現象です。2.0にシフトすると、動的な提案を社内外に広く示せるので、これをスルーできる可能性が高くなります。